読もう読もうと思ってずっと放置していたのをようやく読了。
タイトルから、高コストのイノベーション的技術より低コストの既存技術を優先してしまって、最終的に変化に乗り遅れる、という程度の話を想像していたのですが、やっぱり名著と言われるだけあってそう単純ではありませんでした。イノベーションへの対応の失敗を、マネージャーの先見の明のなさというような表層的なものではなく、もっと根の深い構造的な問題として捉えています。
これによれば、顧客や投資家の声に耳を傾け、常に成長を志向して、それに見合った資源配分のプロセスをもっている企業ほど、破壊的な技術を排除して持続的な技術を選択してしまう。つまり、一般に望ましいと思われている施策をとっている企業こそ、かえって失敗をまねくようなメカニズムを内包しているということ。そうした失敗をバリュー・ネットワークという概念を使って構造化していてとてもわかりやすいし説得力があります。
一方で、失敗をどのように回避してイノベーションに対応できるかという点についても解決策が提示されていますが、こちらはちょっとまだ追究の余地があるのではないかという印象。解決策としては、小規模で柔軟な対応が可能なスピンオフ組織がいちばん可能性がありそうとのことですが、そうしたスピンオフ組織の設立も元も組織の資源配分に依存するわけで、その時点で破壊的技術への投資が否決されないだろうか。技術的技術は市場自体を創造していく必要があって、そのためには柔軟に戦略を変えられることが望ましいとあるけれど、インクリメンタルな戦略を長期的にとるためには長期的な投資が必要で、そうなると結局体力勝負というところに落ち着いてしまうのではないか、などなど。そもそも破壊的な技術と持続的な技術との区別をどうつけるのかという出発点が明確でないのが、やはりすっきりしない印象を与えます。こうしたところをクリアにできれば、さらにイノベーションへのアプローチは良くなると思うのですが、そこは今後の研究の成果を待て、ということでしょうか。
解決策は十分ではないとはいえ、イノベーションに対する失敗をただのマネジメントの判断のせいだけにせず構造的な問題を明らかにしたことはとても示唆に富みますし、これを知っているかいないかでは、組織の構造、業務のプロセス、判断基準などのいろいろな面で見方が大きくちがってくるのではないかと思います。
7/31/2008
7/30/2008
旗屋
過去問解答解説で、”旗艦店(フラッグショップ)”と書かれていて違和感。
正確には、そのままフラッグシップショップで、シップを除くのは省略形ですよね。旗艦店の言い換えに、省略しない形をつかわないで省略形だけを記載するのは不自然じゃないでしょうか。解答解説という場でこういう用語を省略形で書くのはふさわしくないと思います。
それとも、省略形と知らずに使ったのかもしれません。旗艦店=フラッグショップと覚えていて、フラッグシップショップの省略形だと知らない人がけっこういる、なんて記事を読んだことがあります。
いずれにせよ、担当者同士の読み合わせや校正の段階で気付かなかったものでしょうか。何人かで読めば一人くらいは気付きそうなものですが。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
過去問 19年度 事例1
Total 1.75H
・本文との関連を常に意識。本文から読み取れることをベースに
・読み逃しに注意
・組織・人事にかかる事例であることを意識
・本文の記述から隠れた設定をみつける(想像しすぎはだめ)
・解答根拠がはっきりしない場合はあまり具体的すぎる解答はしない
正確には、そのままフラッグシップショップで、シップを除くのは省略形ですよね。旗艦店の言い換えに、省略しない形をつかわないで省略形だけを記載するのは不自然じゃないでしょうか。解答解説という場でこういう用語を省略形で書くのはふさわしくないと思います。
それとも、省略形と知らずに使ったのかもしれません。旗艦店=フラッグショップと覚えていて、フラッグシップショップの省略形だと知らない人がけっこういる、なんて記事を読んだことがあります。
いずれにせよ、担当者同士の読み合わせや校正の段階で気付かなかったものでしょうか。何人かで読めば一人くらいは気付きそうなものですが。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
過去問 19年度 事例1
Total 1.75H
・本文との関連を常に意識。本文から読み取れることをベースに
・読み逃しに注意
・組織・人事にかかる事例であることを意識
・本文の記述から隠れた設定をみつける(想像しすぎはだめ)
・解答根拠がはっきりしない場合はあまり具体的すぎる解答はしない
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資格-中小企業診断士(合格)
7/29/2008
実力養成演習 事例4 2回目
【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力養成演習 4 2回目
Total 1.5H
最近ようやく事例4がうまくいくようになってきました。実力のあるなし以前に、事例4の解き方をわかっていなかった。他の会計系の試験と同じような感覚で解こうとしていたのが、そもそもの誤りだったようです。財務・会計とは言っても診断士の試験である以上やることは紙上コンサルティングなのに、その視点が欠けていました。目的意識を高く維持していないと、方向性を見失ってしまいますね。
○中小企業診断士
実力養成演習 4 2回目
Total 1.5H
最近ようやく事例4がうまくいくようになってきました。実力のあるなし以前に、事例4の解き方をわかっていなかった。他の会計系の試験と同じような感覚で解こうとしていたのが、そもそもの誤りだったようです。財務・会計とは言っても診断士の試験である以上やることは紙上コンサルティングなのに、その視点が欠けていました。目的意識を高く維持していないと、方向性を見失ってしまいますね。
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7/28/2008
早起き失敗
ひさびさに早起き失敗。
帰宅してから事例を解いたけど、疲れからか集中力が続かず。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力養成演習 3 2回目
Total 1.5H
同じところを同じように間違えている。全体的に、「ちなみに」とか「なお」とかで一文で記述されている内容を見落とす傾向が多いようです。次回からは本文をよりよく読むことをテーマに。
帰宅してから事例を解いたけど、疲れからか集中力が続かず。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力養成演習 3 2回目
Total 1.5H
同じところを同じように間違えている。全体的に、「ちなみに」とか「なお」とかで一文で記述されている内容を見落とす傾向が多いようです。次回からは本文をよりよく読むことをテーマに。
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7/27/2008
崖の上のポニョ

「崖の上のポニョ」みました。
賛否両論のようですが、私としては圧倒的に”賛”です。みていて鳥肌がたちました。気がつくと泣きそうになっていました。
確かに、つっこみだしたらきりがないような部分はいくつもあります。普通なら当然語られるべき背景や説明が省かれていたり、人物の行動に明確な理由付けがなかったりと、一般的な脚本の視点からみたらかなりおかしい。
話としても、宗介とポニョに課せられた運命は、5歳の子供が背負うにはあまりにも過酷すぎるように思います。映画の後もつづく二人のこれからを考えるととてもやりきれなくなる。ときどき出てくる死をイメージさせるようなシーンと相まって、本当に子供向けでいいんだろうかという気になります。
とはいえ、その圧倒的な映像を前にしたらそういったマイナス点はほとんど些細なことなんです。とにかく、いまアニメでしか作れない宮崎駿にしかできない映像表現が最初から最後まで途切れることなく続きます。ずっとアニメの先端を走り続けて、「千と千尋の神隠し
この映像のすばらしさはやはり映画館で体験するのが思います。とにかく何も考えず席に腰を下ろして画面をみつめるだけで、あんな映像体験が得られるなんて本当にすばらしいことです。
【今週のまとめ】
○勉強
中小企業診断士 6時間 4問
○本
森見登美彦「四畳半神話体系」
NHK取材班「ヤクザマネー」
○漫画
惣領冬美「チェーザレ 5―破壊の創造者
……「大奥
○映画
崖の上のポニョ
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映画,
資格-中小企業診断士(合格)
7/25/2008
悔いのない人生にならない方法
「悔いのない人生にならない方法お教えいたします。日々の生活の不安から脱出!!」
迷惑メールのタイトル。悔いのない人生に”ならない”方法といはいかに。
迷惑メールだけに、ブラックジョークだったりして。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力養成演習 2 2回目
Total 1.5H
2つ書けという問題で、3つの候補に悩んだあげく書くべき答えをのぞいてしまった。ローリスク対応も意識した答案づくりを。
迷惑メールのタイトル。悔いのない人生に”ならない”方法といはいかに。
迷惑メールだけに、ブラックジョークだったりして。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力養成演習 2 2回目
Total 1.5H
2つ書けという問題で、3つの候補に悩んだあげく書くべき答えをのぞいてしまった。ローリスク対応も意識した答案づくりを。
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7/24/2008
大きな数字を小さく
労働生産性や一人当たり売上高。数字を一人当たりに変換した経営指標はいろいろありますが、アウトプット/インプットという形にすることでインプットの有効性・効率性が測れる、単位を統一することで比較可能生を確保できる、というのが教科書的なメリットでしょうか。でも、いちばんの効果は、数字を小さくすることで問題を身近なものに引き戻すことにあるんじゃないかと思います。あまり大きな数字だとどこか遠くの出来事のように実感がないけれど、一人当たりに直して小さくしたらイメージがわきやすい。
あまりにスケールが大きくてイメージのわかないものの代表格が環境問題。温暖化、森林伐採、資源枯渇…地球規模の問題でかつ急を要することだと頭の中ではわかっているんだけど、いまひとつ危機感がわかないのは、自分の身近なものとして認識できていないからじゃないでしょうか。
そこで、地球にまつわる数字を一人当たりに変換したら、すこしはイメージの手助けになるのではないか、と。
というわけで、試しに計算してみました。
【一人当たり地球の表面積】
地球表面積:510,072,000平方Km
人口:67億人
一人当たり地球の表面積=地球表面積/人口=約0.07平方Km=約7ヘクタール
一人当たり270m四方の区画が割り当てられるという計算。そのうち2/3は海なので、陸地は2ヘクタール強。
すべての要素が各区画に平均的に存在すると仮定するなら、この区画内にあるものだけで一人の人間が生きるためのすべてをまかなう必要がある、いうことになります。衣食住に必要なものをここから調達し、廃棄物、排泄物もこのなかで処理していく。それも、1世代でなく永続的に。
言い換えれば、人ひとりが地球に与える負荷を、15分もあれば歩いてぐるっと一週できる程度の面積の中で吸収できなければ、地球環境は悪化するということですね。これが予想外かそうでもないのかはひとそれぞれあるかと思いますが、あと何年で海面が何センチ上昇するとか、1年間に日本の何分の一の面積の森林が消滅しているとか言われるよりもよっぽどイメージがわくように思います。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力養成演習 1 2回目
Total 1.5H
あまりにスケールが大きくてイメージのわかないものの代表格が環境問題。温暖化、森林伐採、資源枯渇…地球規模の問題でかつ急を要することだと頭の中ではわかっているんだけど、いまひとつ危機感がわかないのは、自分の身近なものとして認識できていないからじゃないでしょうか。
そこで、地球にまつわる数字を一人当たりに変換したら、すこしはイメージの手助けになるのではないか、と。
というわけで、試しに計算してみました。
【一人当たり地球の表面積】
地球表面積:510,072,000平方Km
人口:67億人
一人当たり地球の表面積=地球表面積/人口=約0.07平方Km=約7ヘクタール
一人当たり270m四方の区画が割り当てられるという計算。そのうち2/3は海なので、陸地は2ヘクタール強。
すべての要素が各区画に平均的に存在すると仮定するなら、この区画内にあるものだけで一人の人間が生きるためのすべてをまかなう必要がある、いうことになります。衣食住に必要なものをここから調達し、廃棄物、排泄物もこのなかで処理していく。それも、1世代でなく永続的に。
言い換えれば、人ひとりが地球に与える負荷を、15分もあれば歩いてぐるっと一週できる程度の面積の中で吸収できなければ、地球環境は悪化するということですね。これが予想外かそうでもないのかはひとそれぞれあるかと思いますが、あと何年で海面が何センチ上昇するとか、1年間に日本の何分の一の面積の森林が消滅しているとか言われるよりもよっぽどイメージがわくように思います。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力養成演習 1 2回目
Total 1.5H
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7/23/2008
外からの気付き
昨日、模試の解答についての疑問を書いたところ、takeshiさん、ペパチェさんからコメントをいただきました。お二人のコメントはどちらも、私一人では考え至らなかった視点で大変参考になりました。
通信で一人で勉強していて演習の添削以外に他者の視点がない状況だと、どうしても視野が狭くなったり視点が固定されたりしがちにりますよね。しかも、視野や視点の状況なんて自分では判断できないので、気づかないままどんどん狭く固定されてしまいかねないのがこわいものです。もしかしたら、自分の立ち位置すらも見失っているかもしれない。
そんなときに、外からの新しい視点を入れることができれば、自分自身では得ることのできない新しい”気付き”が得られると思います。その”気付き”から自分の現在の立ち位置を確認し、軌道修正ができる。
そういう、相手に”外からの気付き”をもたらすことも、コンサルタントの大事な能力なんだなと思います。内側からでは見えなかったことでも、外側から別の視点でなら見つけることができる。見つけたことに持ってる経験と知識とをあわせてクライアントに”気付き”を伝えることができたら、ただ単に解決策を提示するだけよりもずっといいですよね。
そんなわけで、takeshiさんとペパチェさんには、コメント上でコンサルティングしていただいたようなものかもしれません。
【今日の勉強】
中小企業診断士
2次実力チェック模試 事例4 2回目
Total 1.75H
設備投資の経済計算をミス。問題文を熟読して方針を立てていないのが失敗のもと。すぐに解答を書こうとするくせを直さないと。意識的に解答を書かない時間をもうけてみよう…
通信で一人で勉強していて演習の添削以外に他者の視点がない状況だと、どうしても視野が狭くなったり視点が固定されたりしがちにりますよね。しかも、視野や視点の状況なんて自分では判断できないので、気づかないままどんどん狭く固定されてしまいかねないのがこわいものです。もしかしたら、自分の立ち位置すらも見失っているかもしれない。
そんなときに、外からの新しい視点を入れることができれば、自分自身では得ることのできない新しい”気付き”が得られると思います。その”気付き”から自分の現在の立ち位置を確認し、軌道修正ができる。
そういう、相手に”外からの気付き”をもたらすことも、コンサルタントの大事な能力なんだなと思います。内側からでは見えなかったことでも、外側から別の視点でなら見つけることができる。見つけたことに持ってる経験と知識とをあわせてクライアントに”気付き”を伝えることができたら、ただ単に解決策を提示するだけよりもずっといいですよね。
そんなわけで、takeshiさんとペパチェさんには、コメント上でコンサルティングしていただいたようなものかもしれません。
【今日の勉強】
中小企業診断士
2次実力チェック模試 事例4 2回目
Total 1.75H
設備投資の経済計算をミス。問題文を熟読して方針を立てていないのが失敗のもと。すぐに解答を書こうとするくせを直さないと。意識的に解答を書かない時間をもうけてみよう…
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資格-中小企業診断士(合格)
【本】四畳半神話大系 森見登美彦
森見登美彦のデビュー2作目。痛くてもてない某大学生の生活をマジックリアリズム的に描くというのは、デビュー作の「太陽の塔
」と同じですが、構成が凝っています。4章は時系列順にはなっていなくて、某大に入ったばかりの主人公が別のサークルを選んでいたら、という、4つの話が展開されます。それぞれの話が独立しながら、それでいて似たようなシーンが挿入され、それぞれが微妙に関係しあう、というなかんか手の込んだ感じです。
最近の「夜は短し歩けよ乙女
」なんかは、マジックリアリズムな感じの独特の世界観が炸裂していてとても面白いのですが、デビュー作のような痛さが薄れてきているのがちょっと物足りない部分でもありました。これはデビュー2作目だけあって、痛さがまだまだ健在、それでいて「太陽の塔」ほど痛すぎないというちょうどいいところをついています。やっぱり森見登美彦の某大学生は痛くないと。
ところで、知人と話をしていて気付いたのですが、森見登美彦の小説は、某大に在籍したことのある人とそうでない人とでは受ける印象がかなり違うようです。某大学生でない人にとっては、ありえないキャラがありえない世界の中でありえない話を繰り広げるファンタジー。某大学生だった人にとっては、見慣れた日常の中で心当たりあるキャラがおりなす身に覚えのある話だそう。まさにマジックリアリズムです。
最近の「夜は短し歩けよ乙女
ところで、知人と話をしていて気付いたのですが、森見登美彦の小説は、某大に在籍したことのある人とそうでない人とでは受ける印象がかなり違うようです。某大学生でない人にとっては、ありえないキャラがありえない世界の中でありえない話を繰り広げるファンタジー。某大学生だった人にとっては、見慣れた日常の中で心当たりあるキャラがおりなす身に覚えのある話だそう。まさにマジックリアリズムです。
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読書
7/22/2008
【本】ヤクザマネー NHK「ヤクザマネー」取材班
金融市場ゆがめる「黒いカネ」の正体に迫る 政治家、芸能人、起業家など、あぶく銭を追う人種が、いま「ヤクザマネー」に群がっている。株式市場や新興企業などを舞台にした黒いカネのうごめきをレポート。
ということで、NHKで放送された内容の書籍化とのこと。証券市場の裏側の奥の奥に隠れて表には出てこないヤクザだけでなく、そうしたヤクザと表側のカタギとをつなぐ人々=共生者についても言及していることは今までにはあまりなかったかと思います。
ただ、裏側を深くつくという意味では、「粉飾の論理」なんかにくらべると、突っ込み具合がかなり足りないのが正直な感想です。「粉飾の論理では」メディアリンクス事件を題材に証券市場の水面下でうごめく人脈をかなり踏み込んで、その人脈をしっかり構造かしてまとめあげていた。それに対して、こちらは関係者に取材したところでほとんどの話がおわっていて、そこから何かを引き出すことをあまりしていません。だから、取材しっぱなし感が非常に強い。
それでいて、”現代は「拝金主義」に陥った社会”というストーリーのもと話をまとめようとしているところが気になりました。ヤクザマネーも新興市場でのマネーゲームも共生者の登場も、「拝金主義」の時代の空気に原因があるいいたげな感じ。
そういうストーリーに素材を乗っければ語りやすいし、全体がうまくまとまるし、その上何か示唆に富んだことを言っているような気になれる。でも、そのストーリーは本当なんだろうか。年寄りが「今時の若いもんは」というのと同じくらい根拠のないことなんじゃないか。しかも、安易にストーリーを作り出してしまうと、ストーリーにそわないことは排除されかねないし、そうなったらもう見えるものも見えなくなってしまう。
そういう危うさについて、無自覚すぎる気がします。安易なストーリーを設定してしまったことで、そこから先に進むことも考えることも放棄してしまった、そんな感じ。せっかくこれだけの関係者への取材を敢行したのに、とてももったいないと思います。
どうにも解せない。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
TAC2次実力チェック模試 事例3 2回目
Total 1.25H
第2問がどうにも解せません。
「国内市場に固執」という文言を2度も使って強調しているので、”海外に進出せず国内市場にとどまった場合のみ生じるorとどまった場合により強く生じる課題”と解釈しました。つまり海外市場でも国内市場で同程度に課題になりうる事象については、要求されている解答ではないという考え。
しかし、解答解説は本文の「工作機械メーカーの競争環境は国内外を問わず激しさを増している」という文言から、国内外を問わず競争が激化している→当然国内市場でも競争が激化していると、いうロジックで答えを導きだしているようです。つまり、私の考え方と真逆。
でもこれじゃあ、単に”国内外問わず経営上の課題”では?これが、”国内市場に固執するにあたっての課題”として扱われるには論理の飛躍があるような気がします。解答解説では、国内市場に固執すること固有の環境・問題が扱われていないんじゃないか。うーん、納得がいきません。みんなこの解説に納得してるんでしょうか。
○中小企業診断士
TAC2次実力チェック模試 事例3 2回目
Total 1.25H
第2問がどうにも解せません。
「輸出が盛んな業界にあって、C社は国内市場に固執している。C社が今後も国内市場に固執するにあたっての課題を、C社が置かれている経営環境を踏まえて140字以内で説明せよ」
「国内市場に固執」という文言を2度も使って強調しているので、”海外に進出せず国内市場にとどまった場合のみ生じるorとどまった場合により強く生じる課題”と解釈しました。つまり海外市場でも国内市場で同程度に課題になりうる事象については、要求されている解答ではないという考え。
しかし、解答解説は本文の「工作機械メーカーの競争環境は国内外を問わず激しさを増している」という文言から、国内外を問わず競争が激化している→当然国内市場でも競争が激化していると、いうロジックで答えを導きだしているようです。つまり、私の考え方と真逆。
でもこれじゃあ、単に”国内外問わず経営上の課題”では?これが、”国内市場に固執するにあたっての課題”として扱われるには論理の飛躍があるような気がします。解答解説では、国内市場に固執すること固有の環境・問題が扱われていないんじゃないか。うーん、納得がいきません。みんなこの解説に納得してるんでしょうか。
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資格-中小企業診断士(合格)
7/21/2008
山田真哉、あらわる 。
NHKドラマ「監査法人」の感想をエントリーしたところ、なんと山田真哉さんからコメントが!山田さん、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
」でおなじみですが、「監査法人」の会計士考証も担当されています。
まさか、関係者、それも超有名人からコメントがあるとは思ってもみませんでした(本当に本人かというのは確かめようがないので本人ということにしましょう)。しかも、あまり好意的なこと書いてないのでちょっと慌てましたが、意図をちゃんと汲み取っていただけたようでほっとしています。
こういうことがおこるのがブログなんですねえ。
ネットやブログがなかったころは、身近な人に同じ興味を持っている人にしか話せないもので、ましてやそれが作り手に届くことなんてなかなかなかったわけですよね。感想を手紙に書いて投函するという方法はあったにせよ、ブログに書くのにくらべて圧倒的にハードルが高い。それが、ブログに感想を書くことで飛躍的に多くの人に届くようになった。時にはこうして、作り手からのレスポンスまでダイレクトにある。
これって、なにげに大変な変化。その変化がこれからどんな影響を及ぼすのか(あるいはもうおよぼしているのか)、しっかりと考えていかないとね。
【今週みたことしたことよんだこと7/14〜20】
勉強
・中小企業診断士 事例演習5問 8.50H
本
・畔柳修「「言いたいことが言えない人」のための本」
・外山滋比古「思考の整理学
・佐藤可士和「佐藤可士和の超整理術」
・戸部良一ほか「失敗の本質」
・ランディ・パウシュほか「最後の授業」
漫画
・萩尾望都「あぶな坂HOTEL」(amazon
)
……短い話で人生をこれだけ描ききるってすごい。
・近藤ようこ「鬼のくれた女」(amazon
)
……あいかわらず情念ばりばりですが、説話ものなので多少和らいでいる。やっぱり近藤ようこは説話ものが好きです。
美術館
・国立西洋美術館「コロー 光と追憶の変奏曲」
・東京国立博物館「対決−巨匠たちの日本美術」
芝居とか
・池袋演芸場 落語(橘家圓蔵、古今亭志ん五ほか)
まさか、関係者、それも超有名人からコメントがあるとは思ってもみませんでした(本当に本人かというのは確かめようがないので本人ということにしましょう)。しかも、あまり好意的なこと書いてないのでちょっと慌てましたが、意図をちゃんと汲み取っていただけたようでほっとしています。
こういうことがおこるのがブログなんですねえ。
ネットやブログがなかったころは、身近な人に同じ興味を持っている人にしか話せないもので、ましてやそれが作り手に届くことなんてなかなかなかったわけですよね。感想を手紙に書いて投函するという方法はあったにせよ、ブログに書くのにくらべて圧倒的にハードルが高い。それが、ブログに感想を書くことで飛躍的に多くの人に届くようになった。時にはこうして、作り手からのレスポンスまでダイレクトにある。
これって、なにげに大変な変化。その変化がこれからどんな影響を及ぼすのか(あるいはもうおよぼしているのか)、しっかりと考えていかないとね。
【今週みたことしたことよんだこと7/14〜20】
勉強
・中小企業診断士 事例演習5問 8.50H
本
・畔柳修「「言いたいことが言えない人」のための本」
・外山滋比古「思考の整理学
・佐藤可士和「佐藤可士和の超整理術」
・戸部良一ほか「失敗の本質」
・ランディ・パウシュほか「最後の授業」
漫画
・萩尾望都「あぶな坂HOTEL」(amazon
……短い話で人生をこれだけ描ききるってすごい。
・近藤ようこ「鬼のくれた女」(amazon
……あいかわらず情念ばりばりですが、説話ものなので多少和らいでいる。やっぱり近藤ようこは説話ものが好きです。
美術館
・国立西洋美術館「コロー 光と追憶の変奏曲」
・東京国立博物館「対決−巨匠たちの日本美術」
芝居とか
・池袋演芸場 落語(橘家圓蔵、古今亭志ん五ほか)
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7/20/2008
【本】失敗の本質—日本軍の組織論的研究 戸部良一, 寺本義也, 鎌田伸一, 杉之尾孝生, 村井友秀, 野中郁次郎
太平洋戦争(本文中は大東亜戦争。確かにこっちのほうが実体をあらわしてますね)の重要局面で日本軍がおかした戦略的・戦術的な失敗を組織の面から分析した本です。執筆者の中には、ナレッジマネジメントの大家・野中郁次郎先生もいます。防衛大学校の先生をしてらしたんですね。
明確な目的を持たないまま立案される戦略、場の空気で流される意思決定、場当たり的でインクリメンタルな戦術、組織内での情報共有の不十分、情報戦略の過小評価、過去の成功体験による過剰学習、視野狭窄的な思考フレームワーク……。そうしたひとつひとつの要因がすべて状況の変化に対応できない状況をつくりだして、日本軍を壊滅においやっていきます。そして、分析対象は当然旧日本軍ですが、これはまさに失われた10年の日本企業研究といってもいいくらい、かつての典型的な日本企業とかぶる気がします。
確かに、上のような特質があっても、安定的に成長を続けてきた時代(=平時)であれば、問題にならなかったかもしれません。だいたいの方向性はわかっているから明確な目的を持たなくても、場の空気でみんなが同じ方針を共有できた。過去の成功事例をもとにすればたいていのことはうまくいったし、優秀な現場担当者によるインクリメンタルな戦略もかえって成功の種をまく結果になった。
でも、不確実性が高まって明日もわからない状況(=戦時)だと、平時では隠れていた問題が一気にでてくる。そんな状態ではだれも場の空気だけでは方針を共有できないし、それだから現場がインクリメンタルに行動しても場当たり的なもので終わってしまう。そうやってどんどん坂道を転がり落ちるようになってしまったのが、旧日本軍であり、90年代以降の日本企業だったりするんでしょう。しかも、いままでそれでうまくいってたから、どうしてうまくいかなくなったのか、なにがだめなのか、自分たちではわからない。そうして、長いこと苦しみ続ける結果になってしまった、と。
戦争は外からのアドバイスなんてないですが、企業だったら内側からじゃ見えない問題点を、外側から見つけ出し改善策を見つけることは可能です。そして、それを行うことこそ、中小企業診断士の仕事なんでしょうね。企業のつまづきの事例として、とても考えさせられ参考になりました。
明確な目的を持たないまま立案される戦略、場の空気で流される意思決定、場当たり的でインクリメンタルな戦術、組織内での情報共有の不十分、情報戦略の過小評価、過去の成功体験による過剰学習、視野狭窄的な思考フレームワーク……。そうしたひとつひとつの要因がすべて状況の変化に対応できない状況をつくりだして、日本軍を壊滅においやっていきます。そして、分析対象は当然旧日本軍ですが、これはまさに失われた10年の日本企業研究といってもいいくらい、かつての典型的な日本企業とかぶる気がします。
確かに、上のような特質があっても、安定的に成長を続けてきた時代(=平時)であれば、問題にならなかったかもしれません。だいたいの方向性はわかっているから明確な目的を持たなくても、場の空気でみんなが同じ方針を共有できた。過去の成功事例をもとにすればたいていのことはうまくいったし、優秀な現場担当者によるインクリメンタルな戦略もかえって成功の種をまく結果になった。
でも、不確実性が高まって明日もわからない状況(=戦時)だと、平時では隠れていた問題が一気にでてくる。そんな状態ではだれも場の空気だけでは方針を共有できないし、それだから現場がインクリメンタルに行動しても場当たり的なもので終わってしまう。そうやってどんどん坂道を転がり落ちるようになってしまったのが、旧日本軍であり、90年代以降の日本企業だったりするんでしょう。しかも、いままでそれでうまくいってたから、どうしてうまくいかなくなったのか、なにがだめなのか、自分たちではわからない。そうして、長いこと苦しみ続ける結果になってしまった、と。
戦争は外からのアドバイスなんてないですが、企業だったら内側からじゃ見えない問題点を、外側から見つけ出し改善策を見つけることは可能です。そして、それを行うことこそ、中小企業診断士の仕事なんでしょうね。企業のつまづきの事例として、とても考えさせられ参考になりました。
上野で思うこと


昨日から夏休みなんですね。近くの公園で高校生が花火してます。楽しそう。
今日は、上野で美術館めぐり。
国立西洋美術館「コロー 光と追憶の変奏曲」と東京国立博物館「対決−巨匠たちの日本美術」。
コローは題材が題材だけに非常におとなしくスタンダード。年代別にテーマを分けて、同時代の作家の関連する作品とともに展示。第5室の肖像画が展覧会的には目玉なんでしょうが、個人的に良かったのは、最後の第6室、晩年の作品群。解説に”音楽的”という表現がありましたが、確かに見ていると音楽が聞こえてくるような感じがします。ストーリー性というほど具体的で強固なものではないのだけども、何かがどこかからどこかへ流れていくような雰囲気と言ったらいいでしょうか(素人にはこのくらいの表現が限界です…)。
一方の対決は、もう過剰なほどに豪華絢爛。各時代の巨匠の作品、しかも代表作に近いものをよくこれだけ一カ所にそろえたものです。日本美術のフルコースと言ってもいいくらい。情報過多でくらくらしてきます。体力ないと見られません。なにげに巨匠の肖像画が山口晃作ってあたりも豪華。
ところで、上野の美術館や博物館をいろいろまわって思うのですが、美術館と博物館とではやはり展示の仕方がかなり違うということ。
美術館はあくまで作品をそのままの姿で展示するというスタンスが強くて、展示の仕方や照明はかなり控えめ。作品の背景や意図を説明することはあっても、作品をより理解するためのもので、それ以上の意味付けは極力控えている印象があります。
一方で、博物館、特に東博は、演出色がとても強い。作者の意図以上に、どういった見方見せ方ができるかという側面が前面に出ている気がします。照明の当て方ひとつとってもも、作品の本来的な印象から逸脱してでも、もっとも映える当て方を模索しているような感じ。時々、展示品以上にそうした演出に気が向いてしまうほどです。
今回の西美と東博は特にそういう違いははっきり出ていたように思います。西美は最小限の装飾と説明、ごく常識的な展示構成で、コローの静謐さをそのまま伝える。東博は、対決という視点を持ち込んで、巨匠同士の二項対立のドラマチックな演出を施すことで、巨匠ごとの個性を強調する。
こういう違いは、やっぱり美術館、博物館がそれぞれ扱うものの違いによるのかなと思います。美術館が扱うのは美術品で、美術品というのはほぼ確実に見られることを前提に作られている。作者自身のどのように見られるべきか見られたいかという意図が込められているはず。とすると、美術品を展示することが役目の美術館としては、その作者の意図を殺さずに伝えられることが求められる。だから、作品の表現を壊しかねない勝手な演出は極力抑えて作品本来の姿を見せる方向に自ずといくのだと思います。言うなれば、美術館が扱うのはあらかじめ表現の意図が込められたものということに。
対する博物館は、扱う対象が幅広く、必ずしも見られることを前提に作られたものばかりでもありません。工芸品や仏像は見られることを前提にしているかもしれませんが、一部を除いて美術品のように作家性や表現性が意識されることは少ない。ということは、博物館が扱うのは、資料性のあるモノ、ということになるでしょうか。展示する側としては、モノの表現性を気にする必要がないわけだから、自由に演出が可能になります。
この最初の視点の違いが、あらゆる面に影響して、展示全体で見ると大きな違いを生み出しているんじゃないかな。そしてこれって、経営の世界でも結構ありそうな話ですね。たとえば、教科書的に言えば、物理的側面からドメイン設定するか機能的側面からドメイン設定するか、もっと身近な例なら、iPhoneを携帯電話の延長として捉えるか、コンピュータの延長としてとらえるか、とか。美術館と博物館との視点の違いは善し悪しはありませんが、企業が誤った視点を導入してしまったら、将来にわたって誤った戦略誤ったオペレーションをとり続けかねません。今会社はどういった視点からものを見ているのか、その視点は正しいのか、その視点からでは見えない事柄はないのか、と言ったことを常に問い続けなくてはいけないんでしょうね。
長くなってしまいましたが、そんなことを考えた1日でした。
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その他
ドラマ監査法人
NHK土曜ドラマ「監査法人」、昨日最終回でした。
若杉さん、粉飾見逃したのにおとがめなし!?(てか、知っててサインしたんだから加担だよね)というのはさておき…
全6回でやるには盛り込んだ設定が多すぎましたね。特に後半3回は怒濤の展開なんですが、そのわりに回収しきれずに中途半端に放置されたエピソード、ほんの数シーンで回収されてしまったエピソードが多くて、丁寧に描くことができず話に厚みがでなかったと思います。せめて民放ドラマのように1クールは必要だったのではないでしょうか。2話3話あたりが(ドラマ的に)意外と面白かっただけに、後半の混迷ぶりはちょっと残念です。
その点「ハゲタカ
」は軸になる買収劇を、1話、2〜3話、4〜6話と3社に絞って丁寧に描いて、その中に登場人物たちの過去や苦悩を織り込むという形をとっていたので、とてもわかりやすくかつ重厚な仕上がりになっていたと思います。それに、isologueでも磯崎さんが書いていますが、資料の一つ一つまでのリアリティが「ハゲタカ」にはあった。だから「監査法人」ももっといいやり方見せ方はあったんじゃないかなあ、と。
リアリティというところで6話すべてを通じて気になったのが、「厳格監査」と「ぬるま湯監査」という二分法。会計というのはとても技術的な分野なのとともに極めて判断の余地のある分野だと思います。これはいいこれはだめ、と白黒を機械的につけることはできなくて、白と黒との間に無数のグラデーションがある、とい世界。そのなかで、会社や市場の状況を見据えながら、判断をしていく。当然、ぎりぎりの状況では、人によって判断が異なることもありうるわけで、このグレーは黒でしょ、とか、いや、白寄りなんじゃない、ということになる。そういう、二分法ではおさまらないところが会計だし、そこで会社と監査人とがぎりぎりのぶつかり合いをするということこそが、会計・監査の醍醐味(?)じゃないかなと思います。わかりやすさを優先して二分法的な表現を使ったのでしょうが、ちょっと誤解を与えかねないし、監査のとても大事な部分が描けていない気がします。
ただ、会計士、監査法人という、上場企業や上場準備会社の経理担当以外はほとんどなじみのないテーマでこれだけやったのは結構画期的かな、と。会計士の主人公というと映画「プロデューサーズ
」のだめ会計士くらいしか思いつきません。秋には「女子大生会計士の事件簿
」もドラマ化だそうなので、そちらも見てみたいと思います。
追記
白と黒の間のグレーの部分の話、itppさんからコメントいただきました。ちょっと私の文章がわかりにくかったかもしれないので、追記しておきます。
ドラマに出てきたケース自体はどれも明らかな粉飾で、こういう場合は白黒はっきりしてますからグレーゾーンがありそうにないですね。こんな場合ばかりなら、厳格監査(粉飾をゆるさない)、ぬるま湯監査(粉飾もある程度は見逃す)という二分法というのも妥当かもしれません。
ただ、ドラマでは描かれなかった「白黒はっきりしないケース」というのがあるわけで、そんな場合には、白から黒へ、厳格からぬるま湯への間にも無数のグラデーションが広がるのではないでしょうか。そういうグレーな部分、ぎりぎりの部分でどう判断していくのか、ということこそが監査人のとても大切な職務だと思うわけですが、それは「厳格」「ぬるま湯」の二分法では到底語り得ない。しかし、そんな語られなかった描かれなかった部分にこそ、会社と監査人とのせめぎ合い、苦悩のドラマがあるんじゃないかと。その白と黒、厳格とぬるま湯の間のグラデーション部分が、二分法によって切り落とされてしまい描かれなかったことがすこし残念に思うのです。
若杉さん、粉飾見逃したのにおとがめなし!?(てか、知っててサインしたんだから加担だよね)というのはさておき…
全6回でやるには盛り込んだ設定が多すぎましたね。特に後半3回は怒濤の展開なんですが、そのわりに回収しきれずに中途半端に放置されたエピソード、ほんの数シーンで回収されてしまったエピソードが多くて、丁寧に描くことができず話に厚みがでなかったと思います。せめて民放ドラマのように1クールは必要だったのではないでしょうか。2話3話あたりが(ドラマ的に)意外と面白かっただけに、後半の混迷ぶりはちょっと残念です。
その点「ハゲタカ
リアリティというところで6話すべてを通じて気になったのが、「厳格監査」と「ぬるま湯監査」という二分法。会計というのはとても技術的な分野なのとともに極めて判断の余地のある分野だと思います。これはいいこれはだめ、と白黒を機械的につけることはできなくて、白と黒との間に無数のグラデーションがある、とい世界。そのなかで、会社や市場の状況を見据えながら、判断をしていく。当然、ぎりぎりの状況では、人によって判断が異なることもありうるわけで、このグレーは黒でしょ、とか、いや、白寄りなんじゃない、ということになる。そういう、二分法ではおさまらないところが会計だし、そこで会社と監査人とがぎりぎりのぶつかり合いをするということこそが、会計・監査の醍醐味(?)じゃないかなと思います。わかりやすさを優先して二分法的な表現を使ったのでしょうが、ちょっと誤解を与えかねないし、監査のとても大事な部分が描けていない気がします。
ただ、会計士、監査法人という、上場企業や上場準備会社の経理担当以外はほとんどなじみのないテーマでこれだけやったのは結構画期的かな、と。会計士の主人公というと映画「プロデューサーズ
追記
白と黒の間のグレーの部分の話、itppさんからコメントいただきました。ちょっと私の文章がわかりにくかったかもしれないので、追記しておきます。
ドラマに出てきたケース自体はどれも明らかな粉飾で、こういう場合は白黒はっきりしてますからグレーゾーンがありそうにないですね。こんな場合ばかりなら、厳格監査(粉飾をゆるさない)、ぬるま湯監査(粉飾もある程度は見逃す)という二分法というのも妥当かもしれません。
ただ、ドラマでは描かれなかった「白黒はっきりしないケース」というのがあるわけで、そんな場合には、白から黒へ、厳格からぬるま湯への間にも無数のグラデーションが広がるのではないでしょうか。そういうグレーな部分、ぎりぎりの部分でどう判断していくのか、ということこそが監査人のとても大切な職務だと思うわけですが、それは「厳格」「ぬるま湯」の二分法では到底語り得ない。しかし、そんな語られなかった描かれなかった部分にこそ、会社と監査人とのせめぎ合い、苦悩のドラマがあるんじゃないかと。その白と黒、厳格とぬるま湯の間のグラデーション部分が、二分法によって切り落とされてしまい描かれなかったことがすこし残念に思うのです。
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その他
7/19/2008
池袋演芸場

前から気になっていた池袋演芸場へ行ってみました。東京の寄席は初体験(大阪の繁昌亭はいちどいったことがある)。
演目のチェックもせず完全に飛び込みだったのですが、橘家圓蔵や古今亭志ん五などのベテランが高座にあがっていてなかなかに豪華でした。やっぱり圓蔵と志ん五のベテランが抜きん出ていい。
圓蔵は枕が本筋と関係なさそうに見えて、それが後半でちゃんと本筋とつながるというテクニカルな感じ。流れるようにとはほど遠い独特の間もおもしろいです。
志ん五は「与太郎の志ん五」といわれるだけあって与太郎の演じ方が半端じゃなくうまい。見ようによっては強面寄りダンディな感じなのに、与太郎になるととたんにかわいらしくなるのです。与太郎だけじゃなくて全体的にキャラの演じ分けがすばらしい。
時間の関係で2時間半しか見られませんでしたが、これで2500円なら大満足。池袋演芸場は昼の部夜の部入れ替えがないので、その気になれば8時間ぶっ通しで見放題でも同額。かつて見た桂米朝一門会も3000だった。人間国宝に加えてざこば、南光までみれて3000円!落語ってなんてコストパフォーマンス良いんだろう。
これはちょくちょく通ってしまいそうです。
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その他
7/18/2008
時間配分の大切さ
【今日の勉強】
○中小企業診断士
2次実力チェック模試 事例2 2回転目
Total 1.75H
短時間で解いた弊害がそのまま現れた感じ。本文、設問の読み逃し読み飛ばしでつめのあまい解答になってしまいました。時間配分をきちんときめて、その中で目一杯時間を使うということの大切さがよくわかったのは収穫です。
○中小企業診断士
2次実力チェック模試 事例2 2回転目
Total 1.75H
短時間で解いた弊害がそのまま現れた感じ。本文、設問の読み逃し読み飛ばしでつめのあまい解答になってしまいました。時間配分をきちんときめて、その中で目一杯時間を使うということの大切さがよくわかったのは収穫です。
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資格-中小企業診断士(合格)
非上場株の価格算定
今日の日経から。
収益還元方式とか、もろ事例4な感じの記事。中小企業の事業承継は結構注目されている話題ですし、税務上の助言も含めた事業承継アドバイスはかなり需要があるようです。診断士の勉強を始めると、新聞がおもしろくなりますね。
出題可能性でいったら、事業承継は一昨年の白書の話だから、今年はでないかなあ。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
2次実力チェック模試 事例1 2回転目
Total 1.25H
1回転目と同じところを同じようにまちがえてる。うー。残り93日
非上場株の価格算定へ指針 中小企業庁、後継者の相続支援
中小企業庁は非上場株式の価格算定の指針を年内にもつくる。業種、資産内容などに応じた具体的な算定方法を「収益還元方式」など4方式を軸に明示する。中小・零細企業の経営者が死亡した際などに、親族に分散しがちな株式の金銭的な価値を示すことで、株式を後継者に集約しやすくする。非上場株の価格が明確になれば、中小企業のM&A(合併・買収)を後押しする可能性もありそうだ。
収益還元方式とか、もろ事例4な感じの記事。中小企業の事業承継は結構注目されている話題ですし、税務上の助言も含めた事業承継アドバイスはかなり需要があるようです。診断士の勉強を始めると、新聞がおもしろくなりますね。
出題可能性でいったら、事業承継は一昨年の白書の話だから、今年はでないかなあ。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
2次実力チェック模試 事例1 2回転目
Total 1.25H
1回転目と同じところを同じようにまちがえてる。うー。残り93日
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資格-中小企業診断士(合格)
7/17/2008
【本】佐藤可士和の超整理術 佐藤可士和
いまいちばんくらいに売れてるアートディレクターの整理術の本。
いらないところをそぎ落として抽象化し本質を捉えるということを徹底的に追究していくことで、対象の本質を明確に表現するデザインを見つけ出すと。そのための方法として、思考のプロセスをきわめてシンプルな形で視覚化、言語化する。こうした作業で、目的が自動的に意識されるようになる…
やっていることのひとつひとつは、けっして目新しいものではないので、単なるノウハウの集合としてみたらなら、相当平凡な内容にみえるかもしれません(amazonのレビューでもそんな感想がけっこうある)。でも、そうした一連の状況が全体として有機的に連携した形でシステマティックに構成されている。その全体としての構成は、深い洞察があってこそ。そこに視点をうつせば、ただのノウハウ集ではないことわはわるはず。
とにかく本質を捉えることに対して妥協がない。いいひらめき、いいデザインのためにはどんな思考プロセスが必要か、ということを考え抜いた結果たどりついた整理術というのがよくわかります。そして、思考プロセスそのものがとことん抽象化、一般化されているから、「デスク周りなどの空間から仕事上の問題、人間関係に至るまで、あらゆる場面に応用できる」と書いてあるとおりに応用範囲がひろい整理術、思考術になっています。
有名人の書いた本だからとちょっとなめてましたがやられました。まずは机の上から整理してみます。
【メモ】
「”新しい”という言葉でソートすると、いちばんマイナスだったものがプラスの先頭になった」……違う視点の導入によって、どれだけ物事の見え方がかわるかということについて。”ソート”って例えにぐっときた。
いらないところをそぎ落として抽象化し本質を捉えるということを徹底的に追究していくことで、対象の本質を明確に表現するデザインを見つけ出すと。そのための方法として、思考のプロセスをきわめてシンプルな形で視覚化、言語化する。こうした作業で、目的が自動的に意識されるようになる…
やっていることのひとつひとつは、けっして目新しいものではないので、単なるノウハウの集合としてみたらなら、相当平凡な内容にみえるかもしれません(amazonのレビューでもそんな感想がけっこうある)。でも、そうした一連の状況が全体として有機的に連携した形でシステマティックに構成されている。その全体としての構成は、深い洞察があってこそ。そこに視点をうつせば、ただのノウハウ集ではないことわはわるはず。
とにかく本質を捉えることに対して妥協がない。いいひらめき、いいデザインのためにはどんな思考プロセスが必要か、ということを考え抜いた結果たどりついた整理術というのがよくわかります。そして、思考プロセスそのものがとことん抽象化、一般化されているから、「デスク周りなどの空間から仕事上の問題、人間関係に至るまで、あらゆる場面に応用できる」と書いてあるとおりに応用範囲がひろい整理術、思考術になっています。
有名人の書いた本だからとちょっとなめてましたがやられました。まずは机の上から整理してみます。
【メモ】
「”新しい”という言葉でソートすると、いちばんマイナスだったものがプラスの先頭になった」……違う視点の導入によって、どれだけ物事の見え方がかわるかということについて。”ソート”って例えにぐっときた。
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読書
7/16/2008
【本】思考の整理学 外山滋比古
この本で思考のプロセスとして述べられているものを分類してみると、スクリーニング、結合、熟成の3つになるんでしょうか。どんどんインプットしたもののうち不要なものを捨てていく、あるいは具体的なものから贅肉をそぎ落として抽象化されたエッセンスを抽出するスクリーニング。一見無関係そうなもの同士が合わさり合って新しい知見を生み出す結合。そして、小さな種が時間をかけて大きく育っていく熟成。
そういった化学反応をすべて意識でコントロールしようとしないスタンスがとてもおもしろい。自分の意思ではどうしてもコントロールできないような、ひらめきだったり忘却だったりといったことも思考の一部として組み込まれています。しかも、そのコントロール不能な部分が思考において果たす役割というのを大きく評価している。確かに、何かの拍子にあたらしいアイデアが浮かんだり、いつのまにか頭の中が整理されているという経験はよくあって、それは自分の意思でそうしたわけではなく、コントロールできない部分での事象だったりする。そう考えると、コントロール不能部分まで包括した思考、という考え方はとてもうなづけるものがある。
そして、そんなコントロール不能部分でも果報は寝て待てではなく、不能部分が最適に機能するような働きかけをすることは意思の力でも可能で、そういう環境をつくることが思考の整理学ということなんだと思う。例えるなら、お酒の醸造。原料をお酒にかえるという最も重要な工程は人の力ではなくて微生物に頼るわけだけど、微生物がその力を最適に発揮してお酒を作り出すためには、人がその環境をお膳立てしてあげる必要がある。このお膳立てしだいでお酒のおいしさ=思考の質が左右されてしまう、というふうに考えられると思う。
こういう考え方は、いわゆるコンサル系の思考術本とは根本的に違う視点なんだと思う。コンサル系思考術本は、そもそも思考をコントロール可能なものとして扱っている。そこにコントロール不能な部分なんてのは認識されないし、仮にあったとしても、それは思考の範囲外のものとして捨象される。
外山思考術とコンサル思考術、どっちが優れているというわけではなくて、どちらもそれぞれ得手不得手があるように思う。外山思考術は長期的にな思考、発見的な思考に向いているようだし、コンサル思考術は短期的な問題解決的思考、一定の水準以上の思考を得意としそう。その二つの視点を両方もつことができればとても心強いけど、思考術といってイメージされるのは即効性のあるコンサル系の思考術。外山先生の思考術ももっともっと広まればいいとおもうのだけど。
そういった化学反応をすべて意識でコントロールしようとしないスタンスがとてもおもしろい。自分の意思ではどうしてもコントロールできないような、ひらめきだったり忘却だったりといったことも思考の一部として組み込まれています。しかも、そのコントロール不能な部分が思考において果たす役割というのを大きく評価している。確かに、何かの拍子にあたらしいアイデアが浮かんだり、いつのまにか頭の中が整理されているという経験はよくあって、それは自分の意思でそうしたわけではなく、コントロールできない部分での事象だったりする。そう考えると、コントロール不能部分まで包括した思考、という考え方はとてもうなづけるものがある。
そして、そんなコントロール不能部分でも果報は寝て待てではなく、不能部分が最適に機能するような働きかけをすることは意思の力でも可能で、そういう環境をつくることが思考の整理学ということなんだと思う。例えるなら、お酒の醸造。原料をお酒にかえるという最も重要な工程は人の力ではなくて微生物に頼るわけだけど、微生物がその力を最適に発揮してお酒を作り出すためには、人がその環境をお膳立てしてあげる必要がある。このお膳立てしだいでお酒のおいしさ=思考の質が左右されてしまう、というふうに考えられると思う。
こういう考え方は、いわゆるコンサル系の思考術本とは根本的に違う視点なんだと思う。コンサル系思考術本は、そもそも思考をコントロール可能なものとして扱っている。そこにコントロール不能な部分なんてのは認識されないし、仮にあったとしても、それは思考の範囲外のものとして捨象される。
外山思考術とコンサル思考術、どっちが優れているというわけではなくて、どちらもそれぞれ得手不得手があるように思う。外山思考術は長期的にな思考、発見的な思考に向いているようだし、コンサル思考術は短期的な問題解決的思考、一定の水準以上の思考を得意としそう。その二つの視点を両方もつことができればとても心強いけど、思考術といってイメージされるのは即効性のあるコンサル系の思考術。外山先生の思考術ももっともっと広まればいいとおもうのだけど。
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読書
会計を知らないコンサルタント
ちょっと古い話なのですが、ええっ!と思ったので。
外資系コンサルの方のブログで、来年度から適用の「工事進行基準」についてのエントリーの中の一節…
→元のブログhttp://japan.cnet.com/blog/0040/2008/04/01/entry_27000143/
売掛金が増えるとキャッシュフローが改善する?少しでも回収サイトを短くして資金繰りを楽にしようとしている財務担当の方にそんなこと言ったら、一発で信用失っちゃうんじゃないかな。進行基準の背景にある発生主義は現金の収支とは切り離された概念だから、工事進行基準が適用になったからって、回収条件に変更がないかぎりキャッシュフローには何の影響もありません。発生主義の理解は現代会計の基本中の基本のはず。あまりに初歩的すぎて何か裏設定でもあるんだろうかと勘ぐってしまう。
この方、このエントリー以外でもこういう初歩的な間違いが結構あって、会計のことほとんど何も知らないようです。(ここの預かり金のくだりとか。モラルハザードという言葉の使い方はおおめにみましょう)
たしかに、この方はインフラ系のコンサルタントで、会計の専門家ではないようです。でも、コンサルタントである以上は、クライアントのお金にかかわることは最低限知っておくべきだろうと思います。特に、工事進行基準はもろにIT業界にかかわるお話なので、これを理解してないというのはかなりヤバイんじゃないか。それに、知らないことは知らないとして、他の専門家にまかせて、自分は不用意なことは言わない、というのもプロとしてのわきまえでは?とも思うのですが……
しかも、この方のブログ、CNET Japanブログアワード 06年審査員特別賞、07年準グランプリだったりするから不思議。本当にこれでいいの?
ただ、そういう一線で活躍している人も誤解するくらいに会計は一般に難しくてなじみのないもの、とも考えられるのかも。だとしたら、それを知って使えるってことはとても強い武器になるんでしょうね。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力完成演習 8 (財務・会計)
Total 1.75H
事例4第一問目について先日のエントリーで疑問を書いていたのですが、今回の解説でははっきりと「経営指標を選択する際には、「問題文の根拠」から経営指標を選択する必要がある。経営指標の数値はあくまでも「裏付け」としてみていくことが望ましい」書かれていました。とすると、問題点を特定→指標を分析することで特定した問題点の妥当性や影響を確認する…が正しい解き方ということか。なるほど。(でも、実力完成演習 4の第一問については裏付けようがないと思う)
外資系コンサルの方のブログで、来年度から適用の「工事進行基準」についてのエントリーの中の一節…
進行基準に沿って支払うスキームにクライアントが素直に従うはずはないと思いますが、財務上は売掛金がどんどん増えていくことになりますから、規模の小さなソフトハウスや中堅ベンダーにとっては、キャッシュフロー改善に寄与するでしょうね。
→元のブログhttp://japan.cnet.com/blog/0040/2008/04/01/entry_27000143/
売掛金が増えるとキャッシュフローが改善する?少しでも回収サイトを短くして資金繰りを楽にしようとしている財務担当の方にそんなこと言ったら、一発で信用失っちゃうんじゃないかな。進行基準の背景にある発生主義は現金の収支とは切り離された概念だから、工事進行基準が適用になったからって、回収条件に変更がないかぎりキャッシュフローには何の影響もありません。発生主義の理解は現代会計の基本中の基本のはず。あまりに初歩的すぎて何か裏設定でもあるんだろうかと勘ぐってしまう。
この方、このエントリー以外でもこういう初歩的な間違いが結構あって、会計のことほとんど何も知らないようです。(ここの預かり金のくだりとか。モラルハザードという言葉の使い方はおおめにみましょう)
たしかに、この方はインフラ系のコンサルタントで、会計の専門家ではないようです。でも、コンサルタントである以上は、クライアントのお金にかかわることは最低限知っておくべきだろうと思います。特に、工事進行基準はもろにIT業界にかかわるお話なので、これを理解してないというのはかなりヤバイんじゃないか。それに、知らないことは知らないとして、他の専門家にまかせて、自分は不用意なことは言わない、というのもプロとしてのわきまえでは?とも思うのですが……
しかも、この方のブログ、CNET Japanブログアワード 06年審査員特別賞、07年準グランプリだったりするから不思議。本当にこれでいいの?
ただ、そういう一線で活躍している人も誤解するくらいに会計は一般に難しくてなじみのないもの、とも考えられるのかも。だとしたら、それを知って使えるってことはとても強い武器になるんでしょうね。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力完成演習 8 (財務・会計)
Total 1.75H
事例4第一問目について先日のエントリーで疑問を書いていたのですが、今回の解説でははっきりと「経営指標を選択する際には、「問題文の根拠」から経営指標を選択する必要がある。経営指標の数値はあくまでも「裏付け」としてみていくことが望ましい」書かれていました。とすると、問題点を特定→指標を分析することで特定した問題点の妥当性や影響を確認する…が正しい解き方ということか。なるほど。(でも、実力完成演習 4の第一問については裏付けようがないと思う)
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資格-中小企業診断士(合格)
7/15/2008
ケアレスミスを防ぐには…
【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力完成演習 7 生産・技術
Total 2.0H
解答欄の順番間違えたり、問題文の一部を読み飛ばしたり、ケアレスミスが多かった。気をつけていれば簡単に直るはずのものだけど、その「気をつける」が難しい。本番でこんなミスをしたら本当に致命傷だし、悔やんでも悔やみきれないだろうなあ。
さしあたっては、ケアレスミスをケアレスミスとだけで片付けないで、どんな状況でケアレスミスをしたのかを振り返ってみてみる。
今日の演習は、すらすらーっといってしまって1時間くらいで終了。問題が易しいというのではなく、そこまで詳しく分析してなかったような。たぶん、演習を解くということ自体がルーティン化してしまって、緊張感に欠けたのが原因なんでしょう。演習を解くのは本番突破の実力をつけるための手段のはずなのに、毎日演習をやるってこと自体が目的化してしまっているような。何時間勉強した、とか、問題集を何回転した、とかいうことばかりに目がいってしまって、何のためにやってるのかってことを見失うのは受験勉強でよくある。目指すところがどこなのかを常に意識していないといけない。
○中小企業診断士
実力完成演習 7 生産・技術
Total 2.0H
解答欄の順番間違えたり、問題文の一部を読み飛ばしたり、ケアレスミスが多かった。気をつけていれば簡単に直るはずのものだけど、その「気をつける」が難しい。本番でこんなミスをしたら本当に致命傷だし、悔やんでも悔やみきれないだろうなあ。
さしあたっては、ケアレスミスをケアレスミスとだけで片付けないで、どんな状況でケアレスミスをしたのかを振り返ってみてみる。
今日の演習は、すらすらーっといってしまって1時間くらいで終了。問題が易しいというのではなく、そこまで詳しく分析してなかったような。たぶん、演習を解くということ自体がルーティン化してしまって、緊張感に欠けたのが原因なんでしょう。演習を解くのは本番突破の実力をつけるための手段のはずなのに、毎日演習をやるってこと自体が目的化してしまっているような。何時間勉強した、とか、問題集を何回転した、とかいうことばかりに目がいってしまって、何のためにやってるのかってことを見失うのは受験勉強でよくある。目指すところがどこなのかを常に意識していないといけない。
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資格-中小企業診断士(合格)
7/14/2008
【本】最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版 ランディ・パウシュ/ジェフリー・ザスロー
小飼弾さんのブログを読んで購入。
がんで余命宣告をされたランディ・パウシュ教授の最後の講義をもとにした本。DVDがついていて、最後の講義が見られます。DVDなしもありますが、ぜひDVD付きを。
奥さんとかわいい子供との幸せな生活があって、大学での仕事も順調、そんなときに医者からあなたはあと少しで死にますといきなり言われたらどうしたらいいんだろう。残りの人生をどうすごすのか、残された人たちに何ができるのか、自分がいままで生きてきた証はあるのだろうか。そもそもそんなまともに考える心の余裕があるんだろうか。
パウシュ教授も講義をするまでひどく苦しんで、講義のあとも苦しみ続けるんだろうけれど、講義にはそうした苦しみはでてこない。教授がこれまで全速力で走り続けてきた軌跡が語られる。そしてその軌跡それ自体が、残りの人生を指し示すものであり、残される人々への残すべきものであり、彼が生きた証なんだろう。
自分の人生を振り返ったときに、パウシュ教授のように語ることのできるもの、語らなくちゃいけないものがあるだろうか。たぶん、ない。少しでも語れるもの語らずにいられないものができるような生き方をしたいものです。
がんで余命宣告をされたランディ・パウシュ教授の最後の講義をもとにした本。DVDがついていて、最後の講義が見られます。DVDなしもありますが、ぜひDVD付きを。
奥さんとかわいい子供との幸せな生活があって、大学での仕事も順調、そんなときに医者からあなたはあと少しで死にますといきなり言われたらどうしたらいいんだろう。残りの人生をどうすごすのか、残された人たちに何ができるのか、自分がいままで生きてきた証はあるのだろうか。そもそもそんなまともに考える心の余裕があるんだろうか。
パウシュ教授も講義をするまでひどく苦しんで、講義のあとも苦しみ続けるんだろうけれど、講義にはそうした苦しみはでてこない。教授がこれまで全速力で走り続けてきた軌跡が語られる。そしてその軌跡それ自体が、残りの人生を指し示すものであり、残される人々への残すべきものであり、彼が生きた証なんだろう。
自分の人生を振り返ったときに、パウシュ教授のように語ることのできるもの、語らなくちゃいけないものがあるだろうか。たぶん、ない。少しでも語れるもの語らずにいられないものができるような生き方をしたいものです。
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【本】「言いたいことが言えない人」のための本—ビジネスでは“アサーティブ”に話そう! 畔柳修
アサーティブ―「自己主張」の技術は基本的な原則と場面別のノウハウとが離れすぎてて中間部分がないのが不満でした。相手も自分も尊重するっていうのはわかるけど、どうしたら尊重できるの、ってところがよくわからないまま、場面別のノウハウレベルまで一気におとしこまれてしまって。この本はまさに中間部分を埋めてくれるような内容。
相手や自分を尊重できないのは、要するに相手のことも自分のことも理解できていないから。知らず知らずのうちに、相手や自分を見るとき判断するときに、知らず知らずのうちにバイアスをかけてしまっているから、あるがままの自分あるがままの相手を認識できない。一部の光だけを通すレンズを通してものを見てしまう感じ?しかもそういうバイアスはマイナス方向にかかりやすいからなおさらうまく認識ができない。
そういう、無意識のバイアスをどう気づくか、どう自覚するかというところを手厚く解説してくれている。ところどころにそういう気づきのためのチェックテストが用意されていて、やってみると自分のバイアスのかかり方がわかっておもしろい。改めて自己分析してみると知らなかった自分が見えてくる。そうして、自分自身を理解したからといってすぐにアサーティブな行動ができるわけではないけれど、いままで無自覚だったものを自覚するという作業は、
アサーティブへのはじめ一歩としてとても意義があるんじゃないでしょうか。
相手や自分を尊重できないのは、要するに相手のことも自分のことも理解できていないから。知らず知らずのうちに、相手や自分を見るとき判断するときに、知らず知らずのうちにバイアスをかけてしまっているから、あるがままの自分あるがままの相手を認識できない。一部の光だけを通すレンズを通してものを見てしまう感じ?しかもそういうバイアスはマイナス方向にかかりやすいからなおさらうまく認識ができない。
そういう、無意識のバイアスをどう気づくか、どう自覚するかというところを手厚く解説してくれている。ところどころにそういう気づきのためのチェックテストが用意されていて、やってみると自分のバイアスのかかり方がわかっておもしろい。改めて自己分析してみると知らなかった自分が見えてくる。そうして、自分自身を理解したからといってすぐにアサーティブな行動ができるわけではないけれど、いままで無自覚だったものを自覚するという作業は、
アサーティブへのはじめ一歩としてとても意義があるんじゃないでしょうか。
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読書
しばらくはtouchでがまん
週末はどこのニュース見てもiPhoneの話題を特集してましたね。でも、CNETとかのIT系は別として、ニュースの取り上げ方に違和感がありました。タッチパネルの操作性とか、インターネットが見れるとか、表面的なところにとどまってて、それだけだとiPhoneのどこがすごいかぜんぜんわからない(たしかに、タッチパネルの気持ちよさはいままでにないものだとは思うけど)。
iPhoneがすごいのは、MacOS Xのサブセットでポテンシャルの高いOSが載っていること、今までの携帯アプリとは次元の違うアプリケーションが動くこと、アプリケーションを流通させるプラットフォームまで完備されていること…こういう全体としてのシステムの次元の高さなんだと思います。こういうシステムのなかで、いろんなアプリケーションがどんどん作られて、それによってiPhoneもどんどん進化していくという。
だから携帯電話というよりもミニコンピュータといったほうがいい。iPhoneが携帯電話の回線とつながっているのは、電話機が電話線とつながっているのとは違って、パソコンがADSLや光ファイバーとつながっているのと近い。だから、いろいろ付加機能がついた電話機(=いままでの携帯電話)と通話機能つきコンピュータ(=iPhone)とでは比べようがない。それなのに無理矢理比べようとするから、ワンセグがないとか、いままでの携帯サービスが使えないとか、些末な議論しかできなくなる。そんなんじゃ、なにも見えてこないよなあ、と思うのですが。
とはいえ、そういう内側のすごさを知らなくても、「なんかわからんけどかっこいいしおもしろい」って思わせるだけの説得力を持ってしまっているのもiPhoneのすごさ、Appleのすごさなんでしょうね。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力完成演習 6(マーケティング)
Total 1.75H
全体的に答えにくい問題が多かった。特に提案型の問題は、本文に答えがないからなおさら。こういう部分はどこまで想像して買いていいものなんだろう。
iPhoneがすごいのは、MacOS Xのサブセットでポテンシャルの高いOSが載っていること、今までの携帯アプリとは次元の違うアプリケーションが動くこと、アプリケーションを流通させるプラットフォームまで完備されていること…こういう全体としてのシステムの次元の高さなんだと思います。こういうシステムのなかで、いろんなアプリケーションがどんどん作られて、それによってiPhoneもどんどん進化していくという。
だから携帯電話というよりもミニコンピュータといったほうがいい。iPhoneが携帯電話の回線とつながっているのは、電話機が電話線とつながっているのとは違って、パソコンがADSLや光ファイバーとつながっているのと近い。だから、いろいろ付加機能がついた電話機(=いままでの携帯電話)と通話機能つきコンピュータ(=iPhone)とでは比べようがない。それなのに無理矢理比べようとするから、ワンセグがないとか、いままでの携帯サービスが使えないとか、些末な議論しかできなくなる。そんなんじゃ、なにも見えてこないよなあ、と思うのですが。
とはいえ、そういう内側のすごさを知らなくても、「なんかわからんけどかっこいいしおもしろい」って思わせるだけの説得力を持ってしまっているのもiPhoneのすごさ、Appleのすごさなんでしょうね。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力完成演習 6(マーケティング)
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全体的に答えにくい問題が多かった。特に提案型の問題は、本文に答えがないからなおさら。こういう部分はどこまで想像して買いていいものなんだろう。
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資格-中小企業診断士(合格)
7/10/2008
プレミアムモルツの宣伝のうまさ
「プレミアムビールが、お中元にもらってうれしいもの、No.1になりました」
というサントリー ザ・プレミアム・モルツのCM。
ものすごくうまいなあ、とCM見るたびに関心してます。
画面下に小さく書いてますが、”サントリーのプレミアムモルツが一番になった”のではなくて、”高価格帯のビール=いわゆるプレミアムビールというジャンルが一番になった”というだけのこと。だから、アサヒの熟撰、サッポロのヱビス、キリンのブラウマイスターなんかもひっくるめた話で、もしかしたら、 銘柄別に調査したらプレミアムモルツ以外の銘柄のほうが人気でした、っ て可能性もあるかもしれない。
そんな細かいところを完全にはぶいて、プレミアムモルツの宣伝に使ってしまうことで、まるでプレミアムモルツが一番人気かのような印象になってます。しかも、広告は差別化が命だから、他の銘柄はもう同じ手法は使えない。だから、すべてのプレミアムビール人気を、ただ乗りとまではいかないまでもプレミアムモルツが独り占めしてる状態に。考えようによってはとてもずるいやりくちで反感買ってもおかしくない。
でも、それを他の銘柄がやったらずるいと思うけれど、プレミアムモルツなら許せる気がする。名前に”プレミアム”って入っていることもさることながら、やっぱり先駆けとしてプレミアムビール人気を牽引してきた存在感が大きいと思います。定着しきってるヱビスをのぞけば、プレミアムビールの代表的な存在ですから。だから、プレミアムモルツにしかできないし、プレミアムモルツだからこそ意味のあるCMなんじゃないでしょうか。
というサントリー ザ・プレミアム・モルツのCM。
ものすごくうまいなあ、とCM見るたびに関心してます。
画面下に小さく書いてますが、”サントリーのプレミアムモルツが一番になった”のではなくて、”高価格帯のビール=いわゆるプレミアムビールというジャンルが一番になった”というだけのこと。だから、アサヒの熟撰、サッポロのヱビス、キリンのブラウマイスターなんかもひっくるめた話で、もしかしたら、 銘柄別に調査したらプレミアムモルツ以外の銘柄のほうが人気でした、っ て可能性もあるかもしれない。
そんな細かいところを完全にはぶいて、プレミアムモルツの宣伝に使ってしまうことで、まるでプレミアムモルツが一番人気かのような印象になってます。しかも、広告は差別化が命だから、他の銘柄はもう同じ手法は使えない。だから、すべてのプレミアムビール人気を、ただ乗りとまではいかないまでもプレミアムモルツが独り占めしてる状態に。考えようによってはとてもずるいやりくちで反感買ってもおかしくない。
でも、それを他の銘柄がやったらずるいと思うけれど、プレミアムモルツなら許せる気がする。名前に”プレミアム”って入っていることもさることながら、やっぱり先駆けとしてプレミアムビール人気を牽引してきた存在感が大きいと思います。定着しきってるヱビスをのぞけば、プレミアムビールの代表的な存在ですから。だから、プレミアムモルツにしかできないし、プレミアムモルツだからこそ意味のあるCMなんじゃないでしょうか。
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7/09/2008
【本】ミクロ経済学 奥野正寛
中級くらいのミクロ経済学の教科書を探してたところ、GRIPSの安田先生がブログで紹介してたので購入。(ひさびさにミクロ経済学を学んでみたくなったのです)
ふつうミクロの教科書って完全競争下での価格理論の話が延々と続いて、終盤ちょろっとゲーム理論や情報の経済学が紹介されるという形式が多いようだけど、これは伝統的な価格理論は本の前半部分で切り上げて、後半すべてをゲーム理論や情報の経済学の説明にあてている。最近の経済学はこういうゲーム理論や情報の経済学の分野での成果が著しいようなので、この分野をしっかり学ぶのはこれから大切になるんでしょう。
読んでみると、数学的にしっかりしているうえに、丁寧に順を追って説明してくれているから、理解がしやすい。1冊しっかりと読み通せばかなり理解が深まりそう。それと、ところどころに挿入されるコラムがとてもおもしろい。ニュースなんかで身近なトピックをミクロ経済学の理論で説明してくれていて、これはそういうことなのか!とかそういう風に考えれるのか!とかかなり興味深かいです。”これからのミクロ経済学のスタンダード”と安田先生がほめていたのも納得。個人的にも、いままで読んだ中ではいちばんわかりやすくておもしろいミクロ経済学のテキストだと思います。
とはいえ、いくらわかりやすいといっても、電車の中で読もうとするのはちょっと無謀でした。さすがに数式をしっかり読むとこまでいけなかった。やっぱり、しっかり腰を落ち着けて、紙とペンでグラフを書きながら一歩一歩学んでいくのが正しい使い方だと思うし、せっかくいい本なんだからそうしないともったいない。だから、しっかりミクロ経済学を学びたいという人には本当にいい本になると思う。また落ち着いたらじっくり読んでみよう。
ふつうミクロの教科書って完全競争下での価格理論の話が延々と続いて、終盤ちょろっとゲーム理論や情報の経済学が紹介されるという形式が多いようだけど、これは伝統的な価格理論は本の前半部分で切り上げて、後半すべてをゲーム理論や情報の経済学の説明にあてている。最近の経済学はこういうゲーム理論や情報の経済学の分野での成果が著しいようなので、この分野をしっかり学ぶのはこれから大切になるんでしょう。
読んでみると、数学的にしっかりしているうえに、丁寧に順を追って説明してくれているから、理解がしやすい。1冊しっかりと読み通せばかなり理解が深まりそう。それと、ところどころに挿入されるコラムがとてもおもしろい。ニュースなんかで身近なトピックをミクロ経済学の理論で説明してくれていて、これはそういうことなのか!とかそういう風に考えれるのか!とかかなり興味深かいです。”これからのミクロ経済学のスタンダード”と安田先生がほめていたのも納得。個人的にも、いままで読んだ中ではいちばんわかりやすくておもしろいミクロ経済学のテキストだと思います。
とはいえ、いくらわかりやすいといっても、電車の中で読もうとするのはちょっと無謀でした。さすがに数式をしっかり読むとこまでいけなかった。やっぱり、しっかり腰を落ち着けて、紙とペンでグラフを書きながら一歩一歩学んでいくのが正しい使い方だと思うし、せっかくいい本なんだからそうしないともったいない。だから、しっかりミクロ経済学を学びたいという人には本当にいい本になると思う。また落ち着いたらじっくり読んでみよう。
実力完成演習 4と5
今日も2事例(事例4と事例1)をこなす。
事例4の設問1(問題となる経営指標の算出と問題点の指摘)って、本文から問題点見つけて、関係する指標を抜き出すという方法はアリなんだろうか。いままで指標から問題点をあぶり出そうとしてたんだけど。解説ではそういう方法とってるようにみえるし、実際指標からは見つけ出すのは難しいように思う。
そもそも指標分析って、1.問題点を特定→指標を分析することで特定した問題点の妥当性や影響を確認する か、2.指標を分析して異常を特定→その原因となる問題点を特定するっていうふうに使うもののはず。つまり、1、2どちらの使い方であっても、指標から問題点への導出ができる(そうでなかったら指標を分析する意味がない)。
今回の問題はどうかというと、指標から問題点を導出することはほとんど不可能だと思う。解答として、棚卸資産回転率や有形固定資産回転率が悪いのが問題、となっているのだけど、指標的に悪いかどうかの判断材料は本文にも設問にも見当たらない。在庫と固定資産のネガティブな記述が本文にあるから、FS上の指標もきっと悪いんだろうという、問題点から指標への一憶測的な方向の導出しかできない。同業他社比較や時系列比較をしたら、もしからした指標的には悪くないということだってあるかもしれない(設問2で翌期の予想FSがあるけど、これはあくまで未来の話だし…)。
というふうに考えると、解答すべき指標が本文の問題点から従属的にしか特定できないってのは本来的な指標分析からは逸脱してしまっているんじゃないかと思う。診断士試験自体がそういう問題のつくりになっているのか、T社の作問上のミスなのか。それとも、こっちが何か見落としてしまってるんだろうか。
うーん、なんだか腑に落ちない感じがする。
事例1のほうは、急いで解きすぎて考えが練られてないのがバレバレになってしまった。時間いっぱいしっかり練り上げるのが大事ですね。あと、昨日やった事例3と同じで、問題文とがっぷり組み合ってやってかなくちゃいけないのがやっぱり苦手。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力完成演習 4 財務・会計(事例Ⅳ)
実力完成演習 5 組織(人事を含む)(事例Ⅰ)
Total 3.0H
追記
そういえば、最近USCPAのほうぜんぜんやってないなあ…
事例4の設問1(問題となる経営指標の算出と問題点の指摘)って、本文から問題点見つけて、関係する指標を抜き出すという方法はアリなんだろうか。いままで指標から問題点をあぶり出そうとしてたんだけど。解説ではそういう方法とってるようにみえるし、実際指標からは見つけ出すのは難しいように思う。
そもそも指標分析って、1.問題点を特定→指標を分析することで特定した問題点の妥当性や影響を確認する か、2.指標を分析して異常を特定→その原因となる問題点を特定するっていうふうに使うもののはず。つまり、1、2どちらの使い方であっても、指標から問題点への導出ができる(そうでなかったら指標を分析する意味がない)。
今回の問題はどうかというと、指標から問題点を導出することはほとんど不可能だと思う。解答として、棚卸資産回転率や有形固定資産回転率が悪いのが問題、となっているのだけど、指標的に悪いかどうかの判断材料は本文にも設問にも見当たらない。在庫と固定資産のネガティブな記述が本文にあるから、FS上の指標もきっと悪いんだろうという、問題点から指標への一憶測的な方向の導出しかできない。同業他社比較や時系列比較をしたら、もしからした指標的には悪くないということだってあるかもしれない(設問2で翌期の予想FSがあるけど、これはあくまで未来の話だし…)。
というふうに考えると、解答すべき指標が本文の問題点から従属的にしか特定できないってのは本来的な指標分析からは逸脱してしまっているんじゃないかと思う。診断士試験自体がそういう問題のつくりになっているのか、T社の作問上のミスなのか。それとも、こっちが何か見落としてしまってるんだろうか。
うーん、なんだか腑に落ちない感じがする。
事例1のほうは、急いで解きすぎて考えが練られてないのがバレバレになってしまった。時間いっぱいしっかり練り上げるのが大事ですね。あと、昨日やった事例3と同じで、問題文とがっぷり組み合ってやってかなくちゃいけないのがやっぱり苦手。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力完成演習 4 財務・会計(事例Ⅳ)
実力完成演習 5 組織(人事を含む)(事例Ⅰ)
Total 3.0H
追記
そういえば、最近USCPAのほうぜんぜんやってないなあ…
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資格-中小企業診断士(合格)
7/08/2008
実力完成演習 2と3
仕事が早く終わったのでもう1事例。
事例ごとに問題の性質というか性格というかが結構違うんだなって今更気づく。
事例2は全体を構造化して大局的に掴んで、そこからピンポイントでさっと打ち抜く、事例3は問題文にべたっと張り付いて一文一文格闘しながら解答を掘り出していく…という感じがする。
事例2だけは異様に得意なんだけど、この違いを考えるとなんとなく納得。性格的に事例2向きなんでしょう。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力完成演習 2 マーケティング
実力完成演習 3 生産・技術
Total 3.25H
事例ごとに問題の性質というか性格というかが結構違うんだなって今更気づく。
事例2は全体を構造化して大局的に掴んで、そこからピンポイントでさっと打ち抜く、事例3は問題文にべたっと張り付いて一文一文格闘しながら解答を掘り出していく…という感じがする。
事例2だけは異様に得意なんだけど、この違いを考えるとなんとなく納得。性格的に事例2向きなんでしょう。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力完成演習 2 マーケティング
実力完成演習 3 生産・技術
Total 3.25H
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資格-中小企業診断士(合格)
7/07/2008
【本】スーパーコンピューターを20万円で創る 伊藤智義
小飼弾さんのブログで見つけて買ってみました。(エントリーがみあたらない)
たった20万円で天文計算用のスーパーコンピュータをつくった4人の研究者のお話。
本を読んでいる限り、4人は決して仲がいいようには見えなくて、どちらかといえばそれぞれ自分の好き勝手やっているように見える。それでも、それぞれが自分のできることを粛々と実行していくことで事態はどんどん回転していって、やがて天文計算スーパーコンピュータGRAPEとして完成する。
もちろん、4人とも天文計算用のコンピュータをつくるという共通の目標があったんだろうけど、チームが一丸となってプロジェクトを成功に導くという一般的な形とは違う印象を本からうける。そういうプロジェクトマネジメントの教科書みたいな話ではなくて、4人の天才がそこに集まったことで普通では起きない何か科学反応のようなものがおこったような。だから、20万円という値段もすごいけれど、それ以上にその時その場に4人の天才が集まったということそれ自体が奇跡的なことだと思う。
たった20万円で天文計算用のスーパーコンピュータをつくった4人の研究者のお話。
本を読んでいる限り、4人は決して仲がいいようには見えなくて、どちらかといえばそれぞれ自分の好き勝手やっているように見える。それでも、それぞれが自分のできることを粛々と実行していくことで事態はどんどん回転していって、やがて天文計算スーパーコンピュータGRAPEとして完成する。
もちろん、4人とも天文計算用のコンピュータをつくるという共通の目標があったんだろうけど、チームが一丸となってプロジェクトを成功に導くという一般的な形とは違う印象を本からうける。そういうプロジェクトマネジメントの教科書みたいな話ではなくて、4人の天才がそこに集まったことで普通では起きない何か科学反応のようなものがおこったような。だから、20万円という値段もすごいけれど、それ以上にその時その場に4人の天才が集まったということそれ自体が奇跡的なことだと思う。
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読書
エンジン全開
先週ほとんどできなかった遅れを取り戻すためにも気合い入れて頑張らないと(週末は旅行だし)。
というわけで、月曜はエンジン全開。
朝勉強でショートケース、夜勉強で実力完成演習。
いまになって、TACメソッドの良さがわかってきました。
問題と本文を構造的に把握して分析することは、感覚的に解くのではみのがしてしまうようなこともちゃんと気づくことができるように思います。
感覚的に解いてるだけじゃ、いつまでたってもだめだなあと実感。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
ショートケース 8 2回転目
実力完成演習 1 組織(人事を含む) 1回転目
Total 2.5H
というわけで、月曜はエンジン全開。
朝勉強でショートケース、夜勉強で実力完成演習。
いまになって、TACメソッドの良さがわかってきました。
問題と本文を構造的に把握して分析することは、感覚的に解くのではみのがしてしまうようなこともちゃんと気づくことができるように思います。
感覚的に解いてるだけじゃ、いつまでたってもだめだなあと実感。
【今日の勉強】
○中小企業診断士
ショートケース 8 2回転目
実力完成演習 1 組織(人事を含む) 1回転目
Total 2.5H
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資格-中小企業診断士(合格)
【本】アサーティブ—「自己主張」の技術 大串亜由美
アサーティブというのは「協調的で発展的な関係を築き、相手から気持ちよく「YES」をもらう」技術とのこと。
場面別、相手別に有効なテクニックやこころがけが紹介されててわかりやすい。そして、その相手、どの場面でもいちばん大事なことは、自分自身の気持ちを理解して、相手の気持ちも理解する、そしてお互いが尊重し合いながら発展できることを目指すこと、ということだろうか。
場面別、相手別のテクニックはすぐにでも使えることばかりだし、自分も相手も理解し尊重するっていう基本原則もわかる。だけど、これでコミュニケーションが少しは上手になるかも、って思えない。基本原則はおおざっぱすぎて具体的にどうすればいいかよくわからないし、場面別、相手別は細かすぎて基本原則とうまくリンクできない。基本原則を実現するために、こんなところに常に気を配るといい、とか、こういう考え方をするといい、っていう中間部分があればもう少し整理できたんじゃないかと思うのですが…
とはいえ、自分も相手も理解し尊重するっていうのは、本当に大事なことだなって思う。逆に、自分も相手も理解しない尊重しないでは、当然にコミュニケーションなんて成立しない。話すときだけじゃなくて、受験で回答するときにも当てはまる。出題者がその問題にどんなメッセージを込めているかを理解して、それに応じて自分の持っている知識をちゃんと把握して回答として示す……回答のスタートとしての問題解釈の大切さを思いがけず再確認しました。
【メモ】
・ほめるしかるはAIDで。A:行動Action I:影響impact D:成長Development.言動とその影響をつたえ、この経験をどう発展改善させていったらいいか。
・大勢の前では、そのうちの数人程度に的を絞って話す。
・反対意見はサンドイッチ話法。その意見のいいところ→反対意見→フォローアップ
・苦手な人との対応:職務、その人との仕事のつながりで考える(苦手を好きになろうと無理しない)
場面別、相手別に有効なテクニックやこころがけが紹介されててわかりやすい。そして、その相手、どの場面でもいちばん大事なことは、自分自身の気持ちを理解して、相手の気持ちも理解する、そしてお互いが尊重し合いながら発展できることを目指すこと、ということだろうか。
場面別、相手別のテクニックはすぐにでも使えることばかりだし、自分も相手も理解し尊重するっていう基本原則もわかる。だけど、これでコミュニケーションが少しは上手になるかも、って思えない。基本原則はおおざっぱすぎて具体的にどうすればいいかよくわからないし、場面別、相手別は細かすぎて基本原則とうまくリンクできない。基本原則を実現するために、こんなところに常に気を配るといい、とか、こういう考え方をするといい、っていう中間部分があればもう少し整理できたんじゃないかと思うのですが…
とはいえ、自分も相手も理解し尊重するっていうのは、本当に大事なことだなって思う。逆に、自分も相手も理解しない尊重しないでは、当然にコミュニケーションなんて成立しない。話すときだけじゃなくて、受験で回答するときにも当てはまる。出題者がその問題にどんなメッセージを込めているかを理解して、それに応じて自分の持っている知識をちゃんと把握して回答として示す……回答のスタートとしての問題解釈の大切さを思いがけず再確認しました。
【メモ】
・ほめるしかるはAIDで。A:行動Action I:影響impact D:成長Development.言動とその影響をつたえ、この経験をどう発展改善させていったらいいか。
・大勢の前では、そのうちの数人程度に的を絞って話す。
・反対意見はサンドイッチ話法。その意見のいいところ→反対意見→フォローアップ
・苦手な人との対応:職務、その人との仕事のつながりで考える(苦手を好きになろうと無理しない)
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読書
7/06/2008
今週の勉強

東京都現代美術館で今日までやってた「大岩オスカール 夢みる世界展」へ。現実にありそうな景色の上に、いろいろな想像を重ね合わせるという作品が多かった。明るい色調なのにどこか不穏な感じがただようようななんだか不思議な世界観。年代によって作品の感じが違うのだけど、日本時代の後半からニューヨーク時代の前半くらいまでがいちばん豊かな感じがしました。
中小企業診断士受験の定番サイト、診断士受験 502号室さんにリンクをはっていただきました。他のリンクはられている方のブログ読んでも、みんな意識が高くて励みになります。
【今週の勉強】
○中小企業診断士
Total 1.0H
○USCPA
Total 0.0H
月曜の夜からの風邪が長引いて、結局月曜朝に1時間やったぶんだけ。
39度が3日もつづいたのでしかたないけれど、かなり時間をロスしたのは確か。
体も調子を取り戻したことだし気合い入れないと!
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資格-中小企業診断士(合格),
資格ーUSCPA(中断)
7/05/2008
【本】Boy’s Surface 円城塔
やっぱり小説読まなくちゃ、ということで小説リハビリ第2弾。
円城塔は最近気になってる作家さんの一人。前作のSelf-Reference ENGINE
もばりばりのSF純文学だったけど、これはもっとぶっとんでる。ほとんど、複雑系の理論をそのまま小説にしました、という印象。複雑系SF恋愛純文学って呼んだらいいのか。
小説は読んでてその情景がイメージできるものだけど、貧弱な想像力じゃついていけない。作者の頭のなかでは小説の世界がどんなふうにみえてるんだろう。でも、書いてあることの大半が理解できなくても、どこまでいくの?どこにつれてかれるの?っていう振り回されてる感が楽しい。でも、そんなでもやっぱりどこまでも恋愛小説なんです。
それにしても、どピンクの表紙で、帯には「博士を愛せなかった数式」…相変わらず、装丁が格好良すぎ。
円城塔は最近気になってる作家さんの一人。前作のSelf-Reference ENGINE
小説は読んでてその情景がイメージできるものだけど、貧弱な想像力じゃついていけない。作者の頭のなかでは小説の世界がどんなふうにみえてるんだろう。でも、書いてあることの大半が理解できなくても、どこまでいくの?どこにつれてかれるの?っていう振り回されてる感が楽しい。でも、そんなでもやっぱりどこまでも恋愛小説なんです。
それにしても、どピンクの表紙で、帯には「博士を愛せなかった数式」…相変わらず、装丁が格好良すぎ。
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読書
7/03/2008
7/02/2008
【本】小倉昌男 経営学 小倉昌男
クロネコヤマトの宅急便を作り上げた経営者の回顧録や経営哲学。
実は、この本のことを小倉昌男という学者が書いた経営学の教科書だとずっと思っていた。本が届いてはじめてヤマト運輸の人だと知りました。恥ずかしい。
でも、実際に読んでみると、これはそのまま教科書として使えるくらいのものだとわかる。確かに一つのケースでしかないけれど、そのなかで考えられていること実行されていることは経営学のセオリーとは決して矛盾しない。運送業界の動向と自社の状況を把握(SWOT分析)して、個人宅配便の可能性を見抜き(潜在的な市場の発見)、宅急便というサービスを実現(ニーズにあった商品を開発)するというのは、マーケティング戦略そのものといってもいいくらいの、ものすごく美しい実例だと思う。そうしたマーケティング面だけでなく、人事労務や財務の面も少ないながらちゃんと触れられている。そしてやはりどの面からも、顧客サービスを前面に出した一貫したコンセプトが伺える。この軸のぶれなさも非常に戦略論的。
ジャンルとして分類した場合には成功者の経験談になってしまうわけだけど、確かに経営学の名を冠するだけのロジックがしっかりあった本でした。
実は、この本のことを小倉昌男という学者が書いた経営学の教科書だとずっと思っていた。本が届いてはじめてヤマト運輸の人だと知りました。恥ずかしい。
でも、実際に読んでみると、これはそのまま教科書として使えるくらいのものだとわかる。確かに一つのケースでしかないけれど、そのなかで考えられていること実行されていることは経営学のセオリーとは決して矛盾しない。運送業界の動向と自社の状況を把握(SWOT分析)して、個人宅配便の可能性を見抜き(潜在的な市場の発見)、宅急便というサービスを実現(ニーズにあった商品を開発)するというのは、マーケティング戦略そのものといってもいいくらいの、ものすごく美しい実例だと思う。そうしたマーケティング面だけでなく、人事労務や財務の面も少ないながらちゃんと触れられている。そしてやはりどの面からも、顧客サービスを前面に出した一貫したコンセプトが伺える。この軸のぶれなさも非常に戦略論的。
ジャンルとして分類した場合には成功者の経験談になってしまうわけだけど、確かに経営学の名を冠するだけのロジックがしっかりあった本でした。
ダウン2日目
今日も熱が下がらず。昨日よりはまだましだけど。
少し眠っては目を覚ましちょっと本をぱらぱらめくってまた眠るというローテーションを一日中繰り返していました。
勉強ができないのもアレですが、なにより仕事が2日分遅れてしまったのがいたい。
明日はしっかり復帰したいものです。
少し眠っては目を覚ましちょっと本をぱらぱらめくってまた眠るというローテーションを一日中繰り返していました。
勉強ができないのもアレですが、なにより仕事が2日分遅れてしまったのがいたい。
明日はしっかり復帰したいものです。
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その他
【本】問題解決プロフェッショナル「思考と技術」 齋藤嘉則
いわゆる外資系コンサルの分析メソッドがコンパクトにまとめられている。事例も豊富でイメージしやすい。ただ、そのぶん理論的な話は若干少ない印象で、バーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」
のような徹底したシステマティックさはない。ミントを読んでしまうと物足りないが、ロジカルシンキングの最初の一歩としてはちょうどいいと思う。
(初めてのつもりで読んだのだけど、事例も含めてどうも見覚えがある。どうやら過去に読んだことがある洋なんですが、いったいいつどこで読んだのか全然思い出せません)
【メモ】
ゼロベース思考:狭い枠の中で否定的にならない、顧客の価値を考える
仮説思考:アクションに結びつく結論、結論に導く理由やメカニズム、スピード重視
MECE:モレなし、ダブリなし、最終的な優先順位
ロジックツリー:モレ・ダブリチェック、原因・解決策の具体化、因果関係の明示
ソリューションシステム:課題設定、解決策の仮説、解決策の検証評価、解決策の実施(いずれも総合レベルと個別レベル)
(初めてのつもりで読んだのだけど、事例も含めてどうも見覚えがある。どうやら過去に読んだことがある洋なんですが、いったいいつどこで読んだのか全然思い出せません)
【メモ】
ゼロベース思考:狭い枠の中で否定的にならない、顧客の価値を考える
仮説思考:アクションに結びつく結論、結論に導く理由やメカニズム、スピード重視
MECE:モレなし、ダブリなし、最終的な優先順位
ロジックツリー:モレ・ダブリチェック、原因・解決策の具体化、因果関係の明示
ソリューションシステム:課題設定、解決策の仮説、解決策の検証評価、解決策の実施(いずれも総合レベルと個別レベル)
7/01/2008
【本】ぼくは落ち着きがない 長嶋有
長嶋有の本は毎回欠かさず読んでいるけれど、今回のがいちばんきた。というより、身につまされたというか。今回は登場人物の大半が高校生で、今までの作品に多かった30くらいの設定に比べて今の自分と近い。それに、30歳は未来の出来事だけど、高校時代は過ぎ去った過去。その年齢的な近さとやり直しのきかない遠さが、個人的にすごくきた。
もともと小説を読むのが好きでよく読んでいたのだけど、最近は小説はシフトしてビジネス書関係にシフトしていた。でも、ひさびさに小説を読んでみて、小説は時間つくってでも読まないといけないなあと改めて思う。
やはり、ビジネス書ばかり読んでいると思考が固定化されてくるような気がする。感情に豊かさや深さと言ったものが欠けてくるような気がする。そういう感覚はビジネス書を読んでいる時点ではわからないのだけど、こうして久々に小説を読むと、自分がいろんな感情をつぎつぎに思い出すのがよくわかる。つまり、いろいろな感情は気づかぬ間に忘れていたことがわかる。そして、読み終わった後もなんとなく世界の見え方は違っている気がする。思い出した感情はかならずしもいいものばかりじゃなくて、焦りとか不安とかいったものもあるけれど、それはそれで大切な糧だと思うし。
もともと小説を読むのが好きでよく読んでいたのだけど、最近は小説はシフトしてビジネス書関係にシフトしていた。でも、ひさびさに小説を読んでみて、小説は時間つくってでも読まないといけないなあと改めて思う。
やはり、ビジネス書ばかり読んでいると思考が固定化されてくるような気がする。感情に豊かさや深さと言ったものが欠けてくるような気がする。そういう感覚はビジネス書を読んでいる時点ではわからないのだけど、こうして久々に小説を読むと、自分がいろんな感情をつぎつぎに思い出すのがよくわかる。つまり、いろいろな感情は気づかぬ間に忘れていたことがわかる。そして、読み終わった後もなんとなく世界の見え方は違っている気がする。思い出した感情はかならずしもいいものばかりじゃなくて、焦りとか不安とかいったものもあるけれど、それはそれで大切な糧だと思うし。
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