9/30/2008

今日も

今日も残業です。
今週はたぶんずっとこんな感じかな。


【今日の勉強】
実力完成演習 3 2回転目 答え合わせ
Total 0.5H

9/29/2008

【本】 報告書の書き方 安田賀計

報告書の書き方 (日経文庫)ブックオフで購入。105円。

定期的な報告書、不定期の報告書、社外への報告書など、報告書前半についての基礎的な作り方が書かれています。ただ、本当に基礎的な内容なので、ある程度作りなれた人のステップアップにはほとんど役にたたないように思います。新入社員でかつ周りにレポーティングを教えてくれる先輩もいないような場合にはちょうど良いかもしれません。

いそがしい

予想外に仕事が忙しくなりました。
ほとんど寝にかえる感じ。


【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力完成演習 3 2回転目 回答のみ
Total 1.0H

9/28/2008

【本】ロジスティクス入門 中田信哉

ロジスティクス入門 (日経文庫) ブックオフで400円で購入。

ロタイトルどおり、ジスティクスについての入門書です。ロジスティクスの具体的、技術的な展開というよりもその前段階での概念レベルでの説明が多いです。特に、活動をベースとした"物流"と厳密に区別することで、フローを重視する"ロジスティクス"の意義を強調しています(こうした区別の妥当性については議論の余地はあると思いますが…)。物を運んで管理するだけの狭いイメージで見られがちなロジスティクスが本来的に備える領域的、戦略的な広範さ深さに目を向けてもらおうとする姿勢がうかがわれます。

とくにおもしろいと思ったのは、全体を通じてマーケティング戦略との関連に関する記述が多いこと商製品を扱う以上当たり前といえば当たり前なんですが、意外と意識しないわりに、実は非常に大切なところかもしれません。

ただ、抽象的な概念の話が多かったので、ここで説明された考え方がどういう形で実際に実現されているのかイメージが難しいかも、という気がします。入門ではあるのですが、実地で経験のある人が自分の経験を概念レベルでの議論に引き上げるというような使い方の方がかえって効果的かもしれません。

9/26/2008

【本】 トヨタ生産方式—脱規模の経営をめざして 大野 耐一

トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして アマゾンで新品で購入。

トヨタ生産方式の生みの親、大野耐一氏自信がトヨタ生産方式について語った本です。複雑で読みにくそうと勝手に思っていたのですが非常に読みやすい。

トヨタでの経験をベースにしながらも、製造業全般に適合するように適度に一般化されていて、テクニックにとどまらないまさに思想としてのトヨタ生産方式がよくわかります。トヨタ生産方式を知り尽くしているからこそ書ける内容でしょう。

書店に行けばトヨタ生産方式の解説書はたくさんありますが、このオリジナルがあれば十分なんじゃないかと思います。それでもあれだけの解説書があふれているのは、いかにトヨタ生産方式の導入が困難かを物語っているのかもしれません。

残り一ヶ月弱で

残り1ヶ月弱でどういう勉強をするか思案中。
ただ演習を回していく段階ではないし、知識の整理もしておかないといけない。
限られた時間の中でどれだけ効率的に勉強できるかが勝負ですね。


【今日の勉強】
◯中小企業診断士
TAC実力完成演習 2 2回転目
Total 1.5H

9/25/2008

【本】 ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する W・チャン・キム/レネ・モボルニュ

ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press) 図書館で借りる。


ブルーオーシャンとは、競争のない戦略、競争が無力化された市場。激しい競争でシェア争いと低利益にあえぐ血みどろの市場=レッドオーシャンと対比される市場のこと。

従来型の戦略論でも、差別化戦略やニッチ戦略などがありこれらも直接的な競争を回避することで優位を作り出そうとしていて、表面的にはブルーオーシャンと似ていると言えるかもしれません。ブルーオーシャンが差別化戦略やニッチ戦略と決定的に違うのは、競争の軸そのものをずらしてしまうことで競争を回避しているところでしょう。差別化戦略やニッチ戦略は、同じマップの上でどこに陣取るかというポジショニングレベルでの戦略だったのに対して、ブルーオーシャン戦略は、マップそのものをずらすあるいは別の視点から書き直します。製品価値の基準も、対象とする顧客のグルーピングも、既存のマップを書き直すことで、全く別の様相を呈してくる。そこにこそ、ブルーオーシャンがあると。

こういう既存のやり方の変革を主張する理論というのは、変革の必要性はわかっても、さてそれをどうやるのかという段になるととたんに弱くなるか、抽象的な理論が延々と続くか、ということになりがちです。しかし、これは、新しいマップを引き直すための構造化された手法や個々のツールについてもしっかり提示しています。ちゃんと、理論と実務をつなげています。この点も評価できるところです。

しかし、唯一気になったのが、実例についてです。事例を紹介しているのですが、その成功事例の多くが、新規参入の事例だということです。既存事業を変革して、ブルーオーシャンに導いたという事例が実はかなり少ないように思います。NY市警の成功事例が既存事業の変革ですが、これはやはり起業行動とは多少毛色が違うようにも思います。著者がその点に気付いているかどうかはわかりませんが、ブルーオーシャン戦略は新規に事業を始めるような場合や、既存事業に影響を与えず多角化できるような場合には有効ですが、既存事業を変革するような場合は難しいのかもしれません。

TAC模試

TAC模試かえってきました。
いつもにくらべて異常に良い成績なのでかえって警戒。
TACに最適化するのではなく、本試験への最適化が目標ですからね。

昔から得点が難易度と全く比例しないたちなので、今回は平均点が低かったのが幸いしたのかもしれません。
逆に言えば、平均点が上がれば沈む危険も。
難易度に関わらず高得点とれるよう、残り1ヶ月ブラッシュアップに専念します。

9/24/2008

ジョギング

さぼり気味のジョギングをひさびさにしました。
30分で5.8キロ。消費カロリーは360キロ。
iPod nanoにNike + iPod Sport kitをつけて走ってます。とても便利。


走っている間は苦しいですが、走りきってしまえばとてもすっきりした気分になれます。
仕事や勉強でもやもやした頭が少しだけ晴れます。
体力作り、ダイエット、気分転換、まさに一石三鳥。

毎日とはいかなくても、継続していきたいものです。





【今日の勉強】
○中小企業診断士
実力完成演習 1 2回目
Total 1.25H

9/23/2008

TAC集中特訓4

集中特訓4のFS作成問題でちょっとつまづき。

期首棚卸資産252、期末棚卸資産232、当期製造原価1,946の状況で、解答では売上原価が1,946。解説では、売上原価の欄は当期製造原価を転記と書いてあるのですが、期首・期末の在庫と製造原価で差し引きするなら、1,966。

PLに廃棄損はないし、仕掛品金額は一定……唯一考えられるのは材料の減少ですが、明確には書かれていないし。解釈次第で数値がかわるんでしょうか。

こういうとき、ローリスク対応としては、単純転記で1,946がいいのか、差引計算で1,966がいいのか。判断の難しいところです。


【今日の勉強】
○中小企業診断士
集中特訓 4(事例4) 1.5H
テキスト復習 企業経営理論(組織論) 0.75H
Total 2.25H

【本】美女と竹林 森見登美彦

小説なのかエッセイなのか身辺雑記なのか、そもそも、フィクションなのかノンフィクションなのかすら定かではない、”読み物”としか言いようのない作品です。登美彦氏が連載のために友人と竹林を苅るというそもそもよくわからない体で始まるのですが、これがさらに脱線に脱線を重ねます。というより、ほとんど脱線しかない、あるいは何が本筋で何が脱線もわかりません。

そういう説明しにくい作品ですが、最大の魅力は、森見登美彦さんのいつもの語り(いや、騙りのほうがただしいかも)がこれでもかというくらいにあふれていること。とにかく自分の頭にある知識を最大動員して、あらゆる物事に無理矢理関連させて、博覧強記風をふかせて煙にまく、煙にまけなければ脂汗をかきながらも何食わぬ顔をして逃げ道を探す、または言いっ放して放置する。そういう独特の語りの魅力がいつも以上に発揮されています。

そうそう、こういう愚にもつかない語りで一晩浪費したなあ、という懐かしさもあります。

物語自体はこれということもないのですけど、森見登美彦の語りが好きな私には大変楽しめる一冊でした。

【本】レバレッジ人脈術 本田直之

ウェブ時代 5つの定理」と同時にブックオフで購入。こちらも200円。さすがブックオフ。

人脈の大切さって、みんなわかっているはずなのに、意外と意識することって少ないですね。積極的に人脈の構築をしていくことなんかはなおさらすくなそう(職種や業種によっては意識するのかもしれませんが)。

わたしも、あまり人脈作りを意識することが少ないし、そもそも人と接するのに若干の苦手意識があるので、この本はとても参考になりました。ちょっとした気の持ちようと明確なビジョンがあれば、人脈作りは決して難しくないのかもしれません。

それにしても、つくづく思ったのが、人脈をつくるにはまず自分をつくるところから、ということ。自分自身が他の誰かに貢献できるだけのものを持っていなければ、人脈なんてうまれませんね。誰かを自分の人脈ネットワークに入るということは、自分が誰かの人脈ネットワークに入るということ。その誰かにとって、人脈ネットワークに入れるだけの貢献がわたしにできなければ、人脈ネットワークに入ることはできませんね。自分自身を振り返ってみれば、まだまだそれだけの自分が作れてはいないように思います。日々自分の専門分野を磨くと同時に、広い視野を持たなくては行けませんね。ただまあ、自分が作れていないなりに、そうした人同士助け合い刺激し合っていくことは可能で、それはそれで人脈だと思います。そういうところから、はじめていけばいいのかもしれません。

9/22/2008

つかれた…

ここのところ、毎週そう言ってる気がします。
ちょっとづつ仕事の負荷が増えてるからか?
運動量が減ってるから?
のこりひと月切ってるので、体調管理はいつも以上に気をつけたいところです。

【今日の勉強】
○中小企業診断士
集中特訓 3
Total 1.5H

【本】ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!  梅田望夫

ブックオフで購入。200円。たった半年前の新刊が200円て…お得でうれしいのだけど、なにやらさみしいような。

梅田さんの主張は「ウェブ進化」や「ウェブ時代をゆく」とそうかわりはありません。梅田さんの新しい主張や見解を求めるとものたりないかも。

でも、この本の特徴はなんといってもシリコンバレーのビジョナリーたちの金言が大量に集められていること。スティーブ・ジョブスやリーナス・トーバルズなどの超有名どころから、そうでもないところまで、さまざまな金言がつぎつぎと引用されます。

やはり彼らの発言は、短い中でとても多くの内容を含んでいてとても考えさせられます。それは、その発言自体の洞察の深さ、文脈から切り離されることで生まれる解釈の余地はもちろんですが、それ以上に、ビジョナリーがたどってきた経歴や経験、時代背景をその発言から私たちが感じ取るからなんでしょうね。それができるのは、わずか一握りの卓越したビジョナリーだけで、普通の人はとてもまねできません。だから、そうした奥深い金言がこうして一冊の本として集められて、手軽に読めることはとても幸運なことだと思います。

正直なところ、梅田さんの本は一度読んだらもう十分という感じなのですが、金言部分はこれから何度も読んでその度に新しい発見がありそうです。

9/21/2008

9月危機で思うこと

9月危機、いろいろな立場のひとたちがさまざまに分析していますね。比較しながら読むと視点の違いが如実にあらわれてとてもおもしろい。

いろいろ読んでて気になったのは、拝金主義のマネーゲーム、価値を生み出さない虚業、額に汗して働かないから……というような声が思いのほか多いこと…

リーマンやメリルを”虚業”という言葉で安易に切って捨ててしまうのはやはり違和感を抱かざるをえません。

破綻の原因は、リスクを見誤ってリスクを取りすぎた結果、信用収縮が始まった後の対応がまずかった結果、といった経営上の要因が積み重なったものであって、エンロンやワールドコムのように粉飾で実体を取り繕っていたわけではありません。ましてや破綻したという事実がそのままイコール虚業というわけではないのはもちろんです。

一方で、金融・証券業界自体がそもそも虚業、という考えもありますが、それはそれで金融・証券業界が果たす社会的役割に対して無理解すぎる気がします。リスクを効率的に配分して資金の流動性を高めることはきわめて重要な価値の創出ですし、その効果は経済全体に波及します。そして、そのために彼らはきわめて高度なノウハウの活用と大きな努力をしてきました。なかには機会主義的な行動もあるでしょうが、総体として経済において大きな役割を果たしていますし、それはこれからもそうでしょう。

もちろん、人間の合理性や予測能力の限界を超えて市場を膨張させてこんな状況おちいったことは問題ですし、その原因や責任は追及していく必要はありますが、しかしそれをもって虚業とするのは話が違うなというわけです。

金融・証券業界は目に見えないものを扱ううえ、経済学、ファイナンス論、制度論といった知識が必要で、外側からは見えにくい分野ですから、右から左へお金動かすだけで……と感じてしまうことも仕方のないことかもしれません。しかし、やはりそれでは本質的な議論はできません。

本質を見失わない冷静な議論のためにも、社会全体として金融や証券に関するリテラシーを底上げすることの必要性を感じてしまいました。もちろん、わたし自身もしっかりとした基礎知識を持っておきたいものです。



※もしかしたら、批判の奥には、ハゲタカ的なイメージ、高収入というイメージへのや反感ややっかみもあるのかもしれませんね。



【今週のまとめ】
勉強
○中小企業診断士
事例演習 5.5H
テキスト復習 1.75H
Total 7.25H


一般システム思考入門

映画
自虐の詩……ちゃぶ台返しのパッケージと堤幸彦監督に油断してたら、最後に泣かされました。安藤裕子のエンディングで泣き度2割増し。
河童のクゥと夏休み……原恵一はやっぱりすごい。クレヨンしんちゃんほどの傑作度はないけど、やっぱり泣けます。いちいちいい台詞をしゃべる。それにしてもこんな地味な映画、よくつくったものです。
バットマン ビギンズ……ティム・バートン版のダークファンタジーなバットマンの方が個人的には好きですけど、こういうリアル路線も悪くないですね。ダークナイトも見ないと!

【本】 一般システム思考入門 ジェラルド M.ワインバーグ

松岡正剛さんの千夜千冊で紹介されていたのに興味を持って読んでみました。想像以上に難しい本でしたが…

私たちが世界を認識するためには、ただ全体を全体として見てもいみがない。一方で要素還元を繰り返して個々の要素を分析しても、それの合計が単純に全体になるわけでもない。そこで自然科学でも人文科学でも対象を各要素が相互に作用し総体として駆動する系=システムとして捉えます。

そのシステムとしてとらえるということは決して絶対的な基準はあるわけじゃなくて、世界をどうみるかという相対的な視点に依存している。つまり、対象をシステムとしてとらえるということは、世界についてある特定のパースペクティブを採用したということにほかならないわけですね。

そのシステムにかかるパースペクティブについて、一般的な原則や法則を提示したのが本書です(いわゆる第一世代のシステム理論がベースのようです)

認識の裏側にあるパースペクティブが明確になることで、思考の一貫性が意識されます。またそのパースペクティブの相対性を意識することで時にはパースペクティブに縛られない思考も可能になるかもしれません。さらに一見関連のない事象がパースペクティブレベルでは繋がり、そこから新たな知見がえられることもあるんじゃないでしょうか。

いわゆる思考術とかロジカルシンキングとかのように今すぐ使えるお手軽ツールではありませんし、きわめて抽象的な内容で読む進むのも一筋縄ではゆきませんが、こうした本質を追求した本というのはさまざまな示唆を与えてくれるものです。


9/18/2008

ひさびさに

ちょっとだけ遅くまで仕事をしました。
最近は比較的余裕があったので、なかなか疲れました。
たまにはこういう残業も悪くないものです。

【今日の勉強】
○中小企業診断士
集中特訓 2
Total 1.75H

9/17/2008

反省。

takeshiさんのエントリーの最後の一文。
まさに今の私にタイムリーな。

”あーまちがってるよーこれー”と言っていても得られるものは少ないですね。
takeshiさんの言うように自分の側に理由を置いたほうが、学びや気付きは多いかもしれません。
そういう視点が欠けてました。
目先のことに気を取られて、台紙なところを見落としてたというか。

おおいに反省です。



ただ、ちょっといいわけになっちゃうかもですが、明らかに初歩的な理解の欠如に起因すると思われる記述が散見されるのはやっぱり問題ありだと思います。
少なくないお金を投資しているのですから、講師の方ももう少し気をつけてほしいものです。



【今日の勉強】
○中小企業診断士
TAC 集中特訓 1 1.5H
テキスト復習(運営管理) 1.25H
Total 2.75H

9/16/2008

また…

大原公開模試を受けました。
事例4の解答&解説がやっぱりおかしい。

取替投資の割引前CIF求める問題なのに旧資産売却を考慮してないし。
機会費用概念の使い方間違ってるし。
ちゃんと会計理論を理解してる人が問題つくってくれないと困ります。
もー。


(追記)
あ、そうか、新資産の投資と旧資産の投資とは互いに独立、ってロジックなんだ。
…て好意的にみてもおかしいですね、やっぱり。


【今日の勉強】
○中小企業診断士
大原模試 事例4 事例3の答え合わせ 2.0H
テキスト復習(運営管理) 0.5H
Total 2.5H

【今週のまとめ9/8-13】
勉強
・中小企業診断士 7.25H


戦略サファリ―戦略マネジメント・ガイドブック (Best solution)
フェルマーの最終定理 (新潮文庫)
映画
陰日向に咲く 通常版
……原作のあとからつなげた感がなかったぶん人物描写が良くなっています。それにしても、岡田准一主演のはずなのに、宮崎あおいの独壇場でしたね。

9/12/2008

今週もおつかれさま

昨日も書いたけど、今週は本当に疲れました。
3連休はしっかりリフレッシュします。

【今日の勉強】
○中小企業診断士
大原模試 事例3
Total 1.0H
解答までしかできなかった。答え合わせはまたこんど。

9/11/2008

【本】 フェルマーの最終定理 サイモン・シン

科学系のノンフィクションは全般的にアタリが多いと思います。世紀の発見や発明を追ったものは特に。テーマ自体が知的好奇心を刺激しますし、発見や発明に成功したのならその達成感を追体験できる、そしてそうしたテーマの裏にはかならず関わった人たちの人間ドラマがあります。

その中でも、やはりこの本”フェルマーの最終定理”の面白さは別格です。科学系ノンフィクションのおもしろさの要素のすべてが詰まってます。

子供にもわかる単純な定理なので話に入ってきやすいですし、そんな単純な定理が300年以上も解かれなかったということが興味をそそります。そしてフェルマーが書き残した言葉がさらに話を盛り上げます。

証明への過程は、フェルマーの最終定理を証明したアンドリュー・ワイルズの努力を軸として展開しつつ、そのところどころフェルマーの最終定理に直接間接に関わった人々が入れ代り立ち代わりエピソードを披露していきます。ワイルズの話だけでも十分に面白いのですが、それ以外の人々話もおもしろく話に奥行きを感じさせてくれます。

実際のフェルマーの最終定理の証明は、極めて高度な数学的手法が駆使されていて理解できる人もほとんどいないそうですが、そうした数学的素養がなくても証明のおもしろさすごさが伝わるように、そしてなによりもドラマチックに描かれています。まさに、素材の良さとそれを料理する腕の両方がそろった本でした。


疲れが

今週は疲れがたまるのがなんだかはやい気がします。
でも明日一日がんばれば3連休。
なんとかがんばります。



【今日の勉強】
○中小企業診断士
大原公開模試 事例2
Total 1.75H
自己採点しててもTACと感覚が違いすぎてあってるんだかあってないんだか。

9/10/2008

国際会計基準の導入 その後

国際会計基準導入の記事、その後の様子を見るとかなりトーンダウンしていますね。
金融庁はやはりアドプションではなくコンバージェンスの方針のようです。
日経のいつもの先走りでしょうか(それとも経団連あたりの議論誘導?)


どうやらネックは、”国際会計基準員会財団のガバナンス”。


あー、なるほど。


財団は極端に欧州支配が強くて、委員の選任プロセスも不透明で、日本の主張は受け入れられにくい。そこで決められた基準はどうしても欧州に都合のいいものにならざるをえない。そんな基準を受け入れて、日本にとって長期的に利益になるわけ?まずは財団のガバナンスどうにかしようよ。ということですね。

たしかに財団の勢力不均衡や公平性への疑問は前々から問題になっていました。モニタリング組織の立ち上げとかで改善されてるのかな、と思っていたのですが、まだまともには稼働していないみたい。コンバージェンスを飛ばしたアドプションは時期尚早という金融庁の考えもわかる気がします。

となると、状況が悪化しないうちにさっさと白旗あげるか、少しでも有利な条件を引き出せるように粘るか、どっちが長期的に有利か難しいところです。会計基準の設定というのは、純粋な会計理論の話であると同時に、多分に政治的な利害衝突の場でもわるわけで、一筋縄いかないものですね。


【今日の勉強】
○中小企業診断士
大原模試 事例1
模範解答の傾向がTACと全然ちがう。要素をあまり盛り込まず、一つの要素をしっかり書くというスタンスみたい。予備校によってこんなにちがうものなんですね

9/09/2008

会計士試験

機会があって、今年の会計士試験論文式の問題をちらっと見ました。

……
………
…………
……………経営学むず!!


診断士の試験範囲で全部カバーしてるはずなのに見たことのない用語がいくつも。
診断士試験じゃなくてよかった…




【今日の勉強】
○中小企業診断士
過去問 16年 事例4
Total 1.75H
設備投資の経済計算、大丈夫かなあ。趣旨からいったらこのままだけど、別解ありえそうだなあ。19年の事例4以来、予備校の模範解答が信じられなくなってます(笑) 他の過去問集もあたってみよ。

【本】戦略サファリ—戦略マネジメント・ガイドブック ヘンリー・ミンツバーグ /ジョセフ・ランペル/ブルース・アルストランド

サブタイトルの通り、戦略論の主な学説を10のスクールに分類して、その内容や問題点、今後の展望を解説しています。しかし、戦略論のお手軽なガイドというわけにはいきません。実際のところはかなり難解な記述も多いように思います。

そもそもの各スクールの学説自体が同じ立ち位置から戦略のいろいろな面を論じたものではなくて、立ち位置自体がそれぞれ違うわけで、それを10に分類するとなると一筋縄ではいきません。この場合はこちらの切り口から、別の場合はそちらの切り口から、というふうに、戦略と相対するときの立ち位置が次々と変わっていく。だから、丘の上から各スクールを一望するというわけにはいきません。

でも、そうして複数の立ち位置から戦略を眺めることで、一つの立ち位置からでは見えてこない別の側面が見えてくる。ちょうど目が二つあることで立体的な認識ができるように、視点が複数あることで戦略が立体的に浮かび上がります。ポーターのように単純化された戦略論も理論としてはエレガントですけど、その逆に複雑なものを複雑なまま描きだすことで単純化された戦略論では削ぎ落とされてしまったさまざまな要素が見えてきます。経営学の奥深さや豊かさが再認識できます。

読み切るにはなかなか骨が折れますが、読み込んだら読み込んだだけのものが得られる本です。

9/08/2008

雨ばかり

毎日雨が降りますね。
降るか降らないかはっきりしてほしい。
通勤の時間帯に晴れててくれるのは助かるけど。


【今日の勉強】
○中小企業診断士
過去問 16年 事例3
Total 1.5H
解答解説と方向性がずれてるところがいくつか。模範解答はここまで類推していいの?ってとこまで踏み込んでる。ちょっと類推のし過ぎじゃないかなあと思うんだけど、まあしかたないか。

9/07/2008

美術館めぐり

今日は展覧会めぐり。くたくたです。

・ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展 国立新美術館
静物画というと、テーブルに果物とか食器とか置いてただ写生している、というイメージだったのですが、そんな単純なものじゃなかったんですね。一つの美術ジャンルとして成立しうるだけのテクニックや思想がちゃんとつまってる。

・アヴァンギャルド・チャイナー<中国当代美術>ー二十年 国立新美術館
予想外におもしろかった。作家の生まれた年代によって傾向がはっきりしてて、それがそのまま中国の近代史に重なります。
50年代60年代生まれは、とにかく徹底的な体制への反動、体制からの逸脱が作品のテーマ。文革で彼らが教育をうけた共産主義・計画経済は、逸脱を許容しない体制なわけで、そこから逸脱するということそれ自体が芸術としての意味を持った。
一方で、70年代生まれは、そういう逸脱だけでは作品を展開せず、より普遍的な内容にもっていったり、作品自体の完成度を徹底的に引き上げています。開放政策以降の市場経済は、本質的に逸脱さえもその中に回収し、逸脱を原動力として発展するシステムですから、ただ逸脱するというだけでは、もうアートとして成立し得ない。だから、前世代とは違った方向へと舵が切られているんでしょう。
なるほど、前衛芸術ってのは、そのときの社会状況を本当にはっきりと表現するのねー、と感じいってしまいました。

・アジアデジタルアート大賞[東京展] 東京ミッドタウン デザインハブ
なんだか、コンピュータで遊んでみましたって域をでていないような気がしました。もう少しなにかあればなあ。


【今日の勉強】
○中小企業診断士
TAC公開模試 解答解説 
Total 2.0H
自分の答案がないのであってるのかあってないのかよくわからない。方向性が完全にずれてるってのはなかったと思うんだけど。自宅受験なんだから、答案送付する前にコピーしておけば良かった。


【今週のまとめ】
勉強
○中小企業診断士
Total 8.5H


仕事は5年でやめなさい。
99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方
ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書 683)
シュンペーター―孤高の経済学者 (岩波新書)

コミック
機動旅団八福神 8巻 (BEAM COMIX)
……いよいよ終わりに近づいている気配なんだけど、もう完全に話がみえない。完結したら読み直さないと。
かぶく者 1
……なかなかおもしろい。歌舞伎マンガって他にあったかなあ。家柄・血縁が絶対的な歌舞伎界で半端者が実力で上り詰めていくのかと思いきや、実は伝説の歌舞伎役者の子孫でした、って、けっきょく血なのかー。
映画
ヴァイブレータ
…「やわらかい生活」の別バージョンて感じ。寺島しのぶは壊れかけた女性を演じたら右に出るものいませんね。

展覧会
・ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展 国立新美術館
・アヴァンギャルド・チャイナー<中国当代美術>ー二十年 国立新美術館
・アジアデジタルアート大賞[東京展] 東京ミッドタウン デザインハブ

9/06/2008

イメージ映像のリスク対策

ふと気になったのですが…

洗剤や殺虫剤のCMで、効果を表現するイメージ映像ってありますよね。
こびり付いていた汚れが洗剤によって分解されてぴかぴかになるCG。
たくさんのゴキブリがどんどんひっくり返って一掃されるCG。
でも、ちょっとだけ汚れが残ってたり、ゴキブリが一匹だけ生きてたりします。
例外なしのお約束。

完全な効果は保証できませんよー、だから文句言わないでねー、というリスク対応策ですが、実際のリスクはどの程度なんでしょうね。
誇大広告として行政指導が入るリスクなのか。
裁判になった場合に負けるリスクなのか。
単に消費者のクレームがつくリスクなのか。

過去に問題になったことがあるんでしょうか。みんな過剰に対応しているだけで、実のところはたいしたリクスじゃなかった、なんてことはないのかな。

企業でも個人でもリスク対応はとても重要ですが、その前段階としてのリスクの評価をどうするか、これがいちばん大変そうです。





【今日の勉強】
○中小企業診断士
過去問 平成18年 事例2
Total 1.75H
要素の盛り込みを意識しすぎて、会社が抱える問題・課題との関連への注意がおろそかになっていました。次回はそこに注目して解いてみます。

9/05/2008

夕学五十講

慶應大学が「夕学五十講」というのを開催しています。
毎週、各界の著名人を招いて講演会をひらくというもの。
1講演5,250円。お芝居や英会話教室のお値段くらいでしょうか。
なかなか悩ましい価格設定をしてきます。

08年度後期の申し込みが始まったので、ものは試しと申し込んでみました。
将棋の羽生善治さんは早々に満席、経済学者の高橋洋一さんは診断士2次試験の直前なので断念。
結局申し込んだのは、姜尚中さんと小山龍介さん。
姜尚中さんはよくテレビに出てて独特の語り口で、小山龍介さんはライフハック関連で、それぞれ有名ですね。

さて、どんな話が聞けるかたいへん楽しみです。
こういう人の話を直接聞く機会が多いのは、やっぱり東京ですね。


【今日の勉強】
○中小企業診断士
過去問 平成16年 事例1
Total 1.5H
模範解答と方向性がちょっと違ってた。まあ、どちらでいくか判断が難しいって書いてあったしあまり気にしない。そういう解答の方向性もあるんだということを覚えておきましょう。

【本】 仕事は5年でやめなさい。 松田公太

松田公太さんといえば、コネもカネもないのにタリーズを日本に持ち込んだことで有名な方ですね。その松田さんのビジネスの心構えが書かれています。表題の仕事は5年で…というのは5年ぐらいのスパンで一つの区切りと目標を設けて走っていこうという程度のことです。

内容自体は、多くのビジネス系の本、自己啓発系の本に書いてあるようなもので、これといって目新しい感じはしません。とはいえ、こういうビジネスの世界で成功した本というのは、時々読むとおおいに刺激になります。やっぱり、実際に体験した人の語りには、ただの理論や伝聞にはない圧倒的なリアリティがあります。

【本】99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 竹内薫

いまさらベストセラー新書 その6

定説として当然のように思われている科学の理論だって、たぶんそうだろう程度の仮説でしかないんですよー。それが絶対に正しいっていうことは証明できないんですよー。ということで、99.9%は仮説(のこり0.1%は「99.9%は仮説」ってこと自体が仮説だよって循環的なお遊びでしょうか)。

正しいと思われてたことが、ある日新たな発見で完全に覆ってしまうこともあれば、その逆に誰にも相手にされなかった理論が突然脚光を浴びだしたりする、そういう実例を豊富に提示してくれています。そして、みんなが信じてる科学でさえそうなんだから、みんなの常識なんかもほんとかなって疑ってみよう、常識のたがをちょっとだけはずしてみよう、そうしたらきっと面白いことが見つかるよ、新しい発見があるよ、と。

とにかくいろんな事例がつぎつぎ出てきてとても楽しい。そして、ほら、こんなのも。それから、これも、と言う感じで、書いてる本人が楽しんでるのがよくわかります。後半のアインシュタインやホーキングの理論までいくと、もう文系のわたしにはついていけませんが、それでも筆者の喜々とした語り口で十分楽しめました。

9/04/2008

日本、国際会計基準を導入へ 11年度以降に

”国際会計基準”というのは国際財務報告基準(IFRS)のことだと思いますが…
日本、国際会計基準を導入へ 11年度以降に

 日本経団連、日本公認会計士協会、金融庁などは企業会計の国際化に対応するため、2011年度以降に「国際会計基準」を導入する検討に入った。国際基準は欧州を中心に世界100カ国以上で使われ、米国も採用する方針を表明。独自の会計基準を採用している日本は世界的に孤立する恐れがあり、将来は欧州などで企業の資金調達が困難になるとの見方もあった。国際基準の導入で、企業はグローバルな事業展開をしやすくなりそうだ。

 世界の会計基準は主に欧州中心の国際基準、米国基準、日本基準の三つがある。国際基準は資産の時価評価を徹底していることなどが大きな特徴だ。米証券取引委員会(SEC)は8月、米国の上場企業に国際基準の採用を認める方針を表明。国際基準が世界共通の会計ルールになる流れが鮮明になっていた。(9/4 '08 日経新聞)

経団連、会計士協会の姿勢が明確になって、あとは金融庁の方針次第…ということでしたが、ついに動き出しましたね。

記事で見る感じ、どうやら本当にアドプション(導入)でいくみたいですね。ちょっとまえに、アドプションでいいんじゃない?みたいなこと書いたんですが、こと金融庁はコンバージェンス(収斂)で動いていたので、こんなに早く方針転換するとは思いせんでした。

純利益以上の意思決定有用性が実証されていない包括利益を採用しているあたりIFRSがそこまで優れた基準かというと微妙なところですし、ドメスティックに事業展開して外国人株主もいないよっていう会社さんには面倒なだけでいいことなしですけど、もうコンバージェンスじゃ対応しきれない、ということでしょうか。

どっちの会計基準が優れているか以上に、孤立した場合の制度的・実務的な閉め出しの方がよほど問題ですからね。ネットワーク外部性が働くものについては、勝ち馬に乗るほかありません。テクノロジーならイノベーションでひっくり返すこともできますが…

【今日の勉強】
休み!

【本】ウェブ炎上—ネット群集の暴走と可能性  荻上チキ

いまさらベストセラー新書 その5

ネットものの読み物というと、技術者や起業家がネットの明るい未来を喧伝するテクノロジー優位のネット楽観論か、教育者やよくわからない評論家が憶測ベースでネットの有害性を語る感情優位のネット悲観論が多かったのですが、ここ何年かは、社会科学系の知識、理論を背景にネットの分析をする人たち(東浩紀が人文系とよぶところの人たち)も増えてきましたね。やはり、楽観論、悲観論だけでは非常に薄っぺらい議論にならざるをえないので、そうした人たちの分析や発言というのは大変大事なことだと思います。

この本も、そうした人たちの流れで、炎上をはじめとするネット上の現象をその文脈からひもといています。批判的なコメントや応援のコメントが急に大量に殺到するようなサイバーカスケードを、心理的な側面、技術的な側面など多面的に分析するアプローチはとてもおもしろく、それなりの説得力もあると思います。そうしたサーバーカスケードそれ自体を悪として捉えるのではなくて、それはある種ネット自体の性質であり、その性質がうまい方向にいくようなアーキテクチャの模索も訴えています(同時に、アーキテクチャの危険性も)。

通常であれば、ネットリテラシーが必要だよね、という話になって教育の必要性が叫ばれるところですが、それをアーキテクチャによりうまく導けないか、というのは非常に建設的な意見だと思います(経済学でいうところの、メカニカル・デザイン論とかマーケット・デザイン論に近いのかもしれない)。ネットだけでなく、現実世界もやはりそうしたアーキテクチャによらないと正常にまわらない状況というのはたくさんありますからね。

この本だけでは、そうしたネットの現象の分析にとどまっていて、その先の提言まではいっていません。が、今後こうした分析がより深く進んで、どういったアーキテクチャがネット上の人々の意見を良い方向にもっていけるかがわかってくれば、またいろいろな可能性がありそうです。


9/03/2008

【本】 シュンペーター—孤高の経済学者 伊東光晴/根井雅弘

シュンペーターの生涯とその理論をわかりやすく解説しています。前半部分が伝記、後半部分が理論の説明とだいたい2部構成になっています。たしかに、当人の生きた状況や環境を知ったほうが理論も理解しやすくて、この構成はとても良いと思います

シュンペーターと聞くと「イノベーション」とか「企業家」とかという言葉がすぐ思い出されて、経営学より実務よりの経済学者なのかなあ、と勝手に想像していました。でも、前半部分を読むとあまり実務的ににおいがしない。典型的な学者といった印象で、あれれ、とちょっと戸惑ってしまいました。それも、後半部分の理論を読んではっきりしました。

シュンペーターの感心はあくまでも、経済学の本流の均衡理論の動態的研究なんですね。需要と供給が均衡して利潤ゼロ、はい、おわり。という静態的状態から、どうやって経済が発展していくのか、ということの原理を模索していた。そこで供給曲線が非連続的にシフトする原動力がイノベーションであって、イノベーションの担い手こそが企業家だということのようです。そうしたイノベーションによる供給曲線のシフトが景気循環をも生み出すことになる。なるほど、イノベーション・企業家と景気循環とがイメージの中ではつながらなかったのだけど、実は非常にシンプルでかつ密接な関係だったのか。

途中、マルクス経済学との関係のあたりはあまりよくわからなかったのですが、イノベーション、企業家、景気循環とった主要な言葉の意味するところは、なんとなくわかったかなーと。いや、わかったとはいわないまでも、いままでのおかしなイメージが払拭されただけでも大収穫でした。

TAC事例直前演習 第8回がひどい件

TACの事例直前演習第8回、ひどいです(まだの人は読まないでくださいね)

第2問
設問1
予想売上営業利益率の期待値(リターン)を評価基準とした場合、どの弁当案を開発・販売すべきであると評価するか、数値を明らかにした上で、30字以内で述べよ。

設問2
(設問1)の結果に対して、期待値(リターン)だけでなくリスクも考慮して評価を行うとどの弁当案を開発・販売すべきであると評価できるか、数値を明らかにした上で、40字以内で述べよ。

→設問2の解答
期待値が最大の案③はリスクも0.74%で最小のため案③の弁当を開発・販売すべきである。

”リスクも0.74%”ってなんですか。リスクと標準偏差を同じ意味でつかってる?リスクを定量的に測定・表現するための手法として便宜的に標準偏差という指標がつかわれるだけであって、リスクと標準偏差は同義ではないです。(ちなみに、分散でも正解って書いてるけど、単位はどうする気なんだろう。%の標準偏差ってのも違和感あるかな)

それと、問題の性質上、標準偏差を計算しなくても、案③以外の解答はありえないことが明確なんですが、これも問題としてどうなんでしょうね。


第3問
設問1
①拠点A、②拠点B、③拠点Cごとの(a)限界利益率および(b)貢献利益率を計算せよ

設問2
(設問1)の分析結果を基にどの拠点から順に撤退すべきかの判断は、どのような点に着目しどのように評価すべきか、その内容を40字以内で説明せよ。

→設問2の解答
貢献利益率に着目し、その比率の低い順に拠点A、B、Cから撤退すべきである。

貢献利益率は撤退の要否を判定ための情報を提供するもので、撤退の順番にまで言及するものではありません。貢献利益率から撤退の順番を答えさせるという設問自体に無理があります(損失を最小にする撤退方法が望ましいのはもちろんですが…)。

そもそも、ここには記載していないけど、問題文上、拠点Aだけ撤退して拠点B、Cを残すと、短期的には利益が最大化されてしまうんですよ。少なくとも現状ではB、Cは残すのが得策だし、その後どうなるかは文面からは読み取れない。そこも解答に全く考慮されていません。


第5問
設問1
インターネット販売システムの導入を、ASPやSaaSによって実現することを検討している。ASPやSaaSを効果的に利用することの留意点について、利用環境の観点から60字以内で指摘せよ。

→設問1の解答
高速かつ安定したインターネット接続環境であること、各端末にWebブラウザがインストールされ、適切なバージョンであること。

それはたぶんマニュアルに書いてますよね。「マニュアルをきちんと読んでそのとおりにする」でいいやん。その中からなぜあえて接続環境とWebブラウザを取り上げたのか、根拠に乏しい(OSとか端末とかほかにもいろいろ考えられるわけだし)。

それに、Webブラウザを利用するのが一般的なのは確かだけど、それ以外のプラットフォームが使用されることも原理的には可能なので、Webブラウザと言い切ってしまうのも適切ではありません。


なーんか、最後の最後でこういうやっつけ仕事みたいな問題出されるのはいい感じしません。
といいながら、わたしがまちがってるかもしれないのだけど。


【今日の勉強】
○中小企業診断士
TAC事例直前演習 第8回 財務・会計
Total 1.5H

9/02/2008

Google Chrome

2次試験申し込み&TAC模試発送してきました。いよいよ近づいきたなー。


GoogleがウェブブラウザGoogle Chromeを発表するそうですね。レンダリングエンジンはWebKitでGearsを標準搭載とか。

たぶん、Googleの狙いはふたつかなあ、と(素人考えですが)。

ひとつは、Androidのウェブ対応度の向上という短期的な狙い。AndroidはWebKitを採用してるけど、ことPC用ブラウザではIEとFirfoxの2強体制でWebKitはまだ弱い。ここでGoogleもPC用ブラウザを投入してWebKitの存在感を示せば、サイト制作者WebKitを無視するわけにはいかなくなる。そうすれば、WebKit採用のAndroidのウェブとの相性も自ずとよくなる、と。

ふたつめは、プラットフォームとしての基礎固めという長期的な戦略。ブラウザがただの閲覧ソフトからさまざまなサービスにアクセスするウェブプラットフォームになってきているので、そこを押さえることでウェブ標準・標準へのGoogleの影響力を強める。さらに、Gears対応のサービスを充実させてしまえば、オフラインですら対応できてしまう。そうなったらOSの存在はほとんど骨抜きになるかも。

最初はなんでいまさらブラウザを?という気がしたんですが、こんなふうに考えてみると実はかなり戦略的な行動なのか、と感心。あとは、どれだけ開発コミュニティをもりあげられるか、というとこでしょうか。


それにしても、Google、Apple、Adobeと、各分野でMicrosoftを直接競合する会社がみんなWebKit陣営にまわったというのも興味深いところです。



【今日の勉強】
○中小企業診断士
事例直前演習 7 生産管理
Total 1.5H
今回は、要素の盛り込み不足が散見。思いついたことをそのまま書いてしまっているのが原因のよう。じっくり考えるように意識しないと。

9/01/2008

8月まとめ



8月まとめ。

あまり美術館いけなかったなあ。

勉強
○中小企業診断士
事例1 5問
事例2 5問
事例3 5問
事例4 4問
合計 19問 
Total 33.5H


下流社会 新たな階層集団の出現 …3点
ハイエク 知識社会の自由主義 …4点
人は見た目が9割 …2点
頭がいい人、悪い人の話し方 …1点
御社のトヨタ生産方式は、なぜ、うまくいかないのか? ~偽りの「かんばん」~ …3点
組織論 (有斐閣アルマ) …4点
ラジ&ピース …5点
眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎 …5点
性犯罪被害にあうということ …3点
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書) …3点
会社はだれのものか …3点
キャズム …4点
きつねのはなし …3点
反社会学講座 (ちくま文庫 ま 33-1) …3点
神の名前―王国記7 …3点
コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書 52) …3点

漫画
海獣の子供 3 …3点
鋼の錬金術師 20 …3点
のだめカンタービレ #21 (講談社コミックスキス) …3点
ヴァムピール 1 …3点
京大M1物語 1 …1点

映画
魔法にかけられて …3点
黄泉がえり …3点
エリザベス …4点
ALWAYS三丁目の夕日 …4点
スカイ・クロラ …3点
ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE …2点
どろろ …3点

舞台・展覧会とか
演劇集団キャラメルボックス 嵐になるまで待って サンシャイン劇場 …3点
フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち 東京都美術館 …4点

理論の実例

先日、高校時代の友人と飲んでて、みんな(女性2、男性1)メインの携帯電話以外にウィルコムを持っていることに驚きました。ウィルコム同士なら通話無料だから、彼氏/彼女と一緒に持つんだとか。2台目需要って思った以上にあるんですね。

でも、よくよく話を聞いてみると、通話はほとんど自宅で、通話相手も彼氏/彼女だけとのこと。そんならSkypeでいいやん、とつっこんだのですが、反応が芳しくない。どうやらみんなSkypeを知らないみたい。そこでSkypeがどんなものか説明をしたところ、そんなのがあるんだ、と食いつきがいい。さっそく使ってみようと。みんな積極的にウィルコムを選んだわけではないんですね。

そんな感じで、Skypeというものの存在(とその利点)を教えてあげれば使うかもしれない潜在ユーザーというのは、日本中にけっこういるんじゃないかなーと思ったのですが、これってまさにキャズムですね。現状、それなりに感度の高い人たちに行き渡ってしまって停滞している。そこから、どうより広い層に訴求してキャズムを超えられるか。ここを超えることができれば、Skypeももっと浸透できるんじゃないでしょうか。

本の中の理論というのも、実は意外と身近なところに実例がころがっているものですね。



でもまあ、彼氏/彼女とそんなにたくさん話すことあるんだ、ということにいちばんびっくりしたんですけど…



【今日の勉強】
○中小企業診断士
T社公開模試 事例4
Total 1.75H

ふー。模試おわり!あとは封して送るだけ!

【本】 女性の品格 坂東眞理子

いまさらベストセラー新書 その4

国家の品格」以降、〜の品格という感じの便乗タイトルの本がたくさん出ましたね。これも便乗本でしょうが、本家のぐだぐだ床屋政談よりはぜんぜんいいです。

”女性の”と銘打ってありますが、性別に関係なく、こうした方がいいよ、こうしたほうが美しいよ、という日々の生活の中で気をつけるべき事柄、心がまえが列挙されています。当たり前と言えば当たり前、ささいなことといえばささいなことなんだけど、確かに大切なことなのに振り返ってみるとできないよなあ、ということばかり。人の姿というのはこういう小さくて当たり前のようなことの積み重ねが大事だというのはよくわかります。だいたいにおいては普通の人にとってはうなずける内容のように思います。

個人的に気に入ったのは、「型どおりの挨拶ができる」というくだり。ただ「挨拶ができる」ではなくて、”型どおり”がつくんですね。何か気の利いたことを言おうとして失敗してしまう、あるいは気の利いたことを言わなくちゃと思ってかえって何も言えない、というのはよくあることですけど、それって必要なことじゃないんですよね。型どおりのことでも、おどおどせず気持ちよく言うことができれば、それで十分と。本当に当たり前すぎることなんですけど、そういうことに限ってなかなか実戦できないものです。

まあ、著者自身の人間こうあるべきというイメージがちょっと一方的で多様性に対して不寛容な印象は否めませんし、ここで書かれたことの集合体を”品格”と呼べるかはちょっと?です。それでもここに書いてることの中から自分なりに取捨選択して、ほとんど意識もしないで実践できるようになったら、自分自身にとっても、周りにとっても、とてもすがすがしいことだろうと思います。あ、書いてて気付きましたが、この著者にとっての品格ってのはすが”すがしい”って言葉がいちばん近いかもしれません。