★★★★☆
こんなにわかりやすいのか、と再読してみて驚いた。大学で最初に読んでいたら、経済学への苦手意識もそんなになかったんだろうに。
国民経済計算から始まって、IS-ML分析、AD-AS分析、さらに財政政策、貿易、などと、日本の標準的な教科書の構成だけど、それぞれ現実の日本の実情と照らし合わせて説明するからとてもイメージしやすい。数式もほとんどつかわず文章で説明しているのも、取っ付きやすさのひとつだと思う。
基本的な概念の説明に重点を置いているぶん盛り込まれている内容は初級としても不十分だし、数式を使わないことでかえって抽象的なモデルが見えにくい。こういうところは他のテキストで補完する必要がある。とはいえ、取っ付きにくい経済学の概念を大きなくくりで掴むための最初の一歩としては、このくらいがちょうどいいように思う。
5/01/2009
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