★★★★☆
本当にしょうもないことをしょうもないくらいおおごとに書くのが本当にうまい、おもしろい。今作もやっぱり、あー、学生時代ってこんな感じだったなー、と懐かしさと痛さがずんずんきました。
「夜は短し〜」とかとくらべたら地味で奇想天外な感じも薄い。森見登見彦の作品をファンタジーとしてみたらかなり物足りない。でも、主人公たちの痛さダメさヘタレさは健在で、それを大仰な文体で照れ隠し半分に糊塗する感じはいつも通り。「太陽の塔」と似てるところがあるかも。個人的には、森見登美彦はファンタジーとかじゃなくて、けっこうリアルな青春物語だと思うので、そういう所が盛りだくさんな今作はかなり楽しめました。
5/29/2009
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