★★★☆☆
試写会にて。
去年くらいからやたらとブームになってる蟹工船の映画化。映画なんてそんなすぐに作れるわけないのに、よくブームを捉えてタイムリーに映画化できたものだと思う。
あれだけ話題になってる原作は読んだことがないので原作とは比較できないけれど、ストーリーはそんなに特徴があるわけではなくて、わりとおとなしめだった。労働者を虐げる役の西島秀俊が杖で殴りつけるくらいしか鬼監督っぷりを発揮しないから、思ったほど地獄な感じがしない。だから、蟹工船の劣悪な環境で労働を強いられている労働者が、自らの権利を求めて立ち上がるだけの説得力に欠ける。ただでさえ現代では感情移入しにくいストーリーなのだから、立ち上がる根拠はもっとしっかり描き込むべきだったと思う。
ストーリーはそんな感じだけど、役者だけでみたらものすごくよかった。脇役の高良健吾、新井浩文がものすごく雰囲気が出ていたし、TKOの木本が意外と味があった。もちろん、主役の松田龍平も。それぞれ画面でとても映えていて、役者を見るって意味では結構満足な映画かもしれない。
6/19/2009
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