★★★☆☆
ダンカン・ワッツの本を前に読んだので、今度はバラバシを。ワッツの研究がどちらかといえば既存のネットワークの性質を読み取るというような静的な印象を受けたのに対して、バラバシのほうはもっと動的。ネットワークが成長していくとき、それ自身の性質でどんな形に進化していくのか、という感じ。
特に、富めるものがいっそう富む、という法則が、ネットワーク自身の特性からせつめいされてしまうというのはとても興味深い。つまり、なにか人為的なボトルネックやバイアスでネットワークの機能が制限されるからではなくて、ネットワークが完璧に機能するからこそ富の偏在が起こるということなんだろう。市場の規制や政策による所得配分を正当化する根拠になる日がくるのかも知れない。
6/23/2009
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